日本TCSのデリバリー部門のトップであるサティシュ ティアガラジャン氏に、転職先としての日本TCSの魅力がどこにあるかを聞いた。その特徴的なプロジェクトやエンジニアの働き方、そして求める人材像 には、この企業の斬新で革新的な野心が垣間見える。

日本人エンジニアへの警鐘 - 技術力だけでは生き残れない

サティシュ ティアガラジャン副社長 チーフデリバリーオフィサー

――チーフデリバリーオフィサーとして、日本市場をどのように捉えていますか。

 「ITサービスにおいて日本は世界でも最大規模の市場の一つです。また、ITサービス業界ではTCSは世界第3位の売上高を誇りますが、日本市場における日本TCSの存在感も今まで以上に高いレベルへと引き上げたいと思っています。私たちの特徴として、日本のお客さまのみに特化してデリバリーを行う デリバリーセンター(Japan-centric Delivery Center)をインドに複数設置しています。ここには日本のお客さまとの長年にわたるビジネスから私たちが学んできた付加価値の高い圧倒的な量のノウハウが蓄積されています。それらを実践的に活用し、きめ細やかな期待に応えることができるようにデリバリーの手法・品質を厳選した上で、お客さまごとにカスタマイズしたテーラーメイドのサービスを提供しています」

――TCSの強みはどんなところでしょうか。

 「まず、徹底したお客さま志向であること。私たちはお客さまの課題に対する深い理解と共に、必要不可欠なパートナーとなるためにいかなる努力も惜しみません 。また、TCSはほぼ全業界のお客さまにサービスを提供しており、各業種での技術の用途・定着度などの情報を得ることができます。そこからITサービスの新しい需要について推測し、ビジネスに反映させている点も強みです」

――日本TCSのプロジェクト例はどんなものがありますか。

 「例えば21年秋、ホームセンター最大手のカインズ様専用のデリバリー拠点を、インドのTCS施設内に立ち上げました。カインズ様がTCSのエンジニアと密に連携し協働することで、開発のスピードやスケールを確保していくとともに、お客さま側に在籍されているITエンジニアのケイパビリティに磨きをかけ、その可能性を圧倒的に高めることが狙いです。 ほかには、国内大手自動車メーカーの電気自動車のテストを目的とした研究開発拠点を立ち上げた例もあります。このような協業によるプロダクト開発は、企業にとって未来のビジネスを創っていく極めて重要なプロジェクトです。これらを任せてもらえるのは 、私たちを絶対的な信頼に値するパートナーとして選んでいただいた証であり、とても誇りに思っています」

――日本TCSでのエンジニアの働き方は。

 「プロジェクトの規模やお客さまの状況に合わせて、提供するサービスを日本側で行うか、日本とそれ以外の国とのハイブリッドで行うか判断します。ハイブリッドなら、要件定義とテストは日本、デリバリーはインドなど、といった形です。また、数は多くありませんがTCSのグローバルプロジェクトに日本からメンバーを派遣するケースもあります。日本とグローバルのプロジェクト、どちらも経験を積むキャリアパスが存在している点 が私たちの優れた特徴です」

 「また、日本TCSの様々なプロジェクトでデリバリーを担っているインドは、あらゆる国や業界のお客さまに対してデジタルハブとしての実績があり、高い技術力を持つ人材と多様なプロジェクトが集結 しています。技術者として、インドと接点を持つことは大きなアドバンテージになるでしょう。また、日本TCSは幅広い業界に対してさまざまなサービスを提供しているため、高度な技術力と共に担当する業界に関しての最先端の知見も養うことができます。グローバルな視野、そして担当している技術領域や業界に関する先見性。これらに実務で触れることができ、習得していくことができるのが日本TCSの魅力なのです」

 「就業場所に関しても私たちは柔軟な選択肢を提供しており、社員はオフィスでも自宅でも働きたいところで勤務が可能です。これは、コロナ禍となった時点で他社に先駆けて実現させたSBWS (Secure Borderless Workspaces)制度に基づいています。社員が個々のワークスタイルを確立しフレキシブルで効率の良い業務ができるよう、また、ワークライフバランスの両立によりゆとりある豊かな生活を送ることができるための施策です」

――求める人材像について教えてください。

 「日本TCSで成功するために重要な四つのポイントを挙げます。一つめは協力することを惜しまない。二つめは情熱。三つめは変化に柔軟に対応すること。そして四つめは継続的に学ぶことです。日本には日本の良さ、インドにはインドの良さ、各国それぞれのやり方があります。互いが互いを理解し、尊重し、それぞれの努力が目標の達成に効果的に繋がるよう協力できる人材を求めています」

 「日本の技術者は高い技術力と非常に良いスキルを持っています。もし不足があったとしても、社内教育で伸ばしていくことが可能です。しかし今後はそれだけでは不十分だと思っています。先に述べた四つのポイントについて改めて考えてみてください。これらをしっかりと理解していれば、日本TCSで確かなキャリアを築くことができますし、これからのITサービス業界でのご自身の立ち位置に、大きな付加価値をもたらしてくれると思います。 今、日本で需要が高いのはSAP、セールスフォースなどのアプリケーションの知識・経験のある方。また、社内ではデジタル技術、クラウド開発、アーキテクチャーやAI、ロボティックスの領域で専門性を持つ方が活躍できるプロジェクトも数多くあります。幅広く技術・経験を生かせ、新しいキャリアをダイナミックかつグローバルな環境で構築できる日本TCSへ、ぜひご応募いただきたいと思っています」

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