Amazonのクラウドサービスの根幹を支える仕事とは
DCEO Engineering Trainee

未経験者からアマゾンのデータセンターのエンジニアへ転身

アマゾン データ サービス ジャパン株式会社
DCEO Engineering Trainee(データセンター・エンジニアリング・オペレーションズ エンジニアリング トレーニー)

曹さん
Interview

世界最大クラスのクラウドサービス、「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」。そのデータセンターの保守・運用・管理を担うのがアマゾン データ サービス ジャパン(ADSJ)です。ADSJはデータセンターを支える人材を拡充するため、2020年から未経験者を採用し、データセンターの業務に関する知識やスキルを一から習得できる「トレーニー制度」を設けました。その一期生がプログラムを終えて、正式なメンバーしてデビューしようとしています。今回は未経験ながら短期間でプログラムを完遂した、一期生の曹晶さんに話を聞きました。

入社2年目の不安・・・
専門性が身につき、語学力を生かせる仕事を求めて

――現在の業務内容を教えてください。

アマゾン データ サービス ジャパン(ADSJ)に2020年8月に入社し、半年が経とうとしています。現在は、「データセンター・エンジニアリング・オペレーションズ(DCEO)トレーニープログラム」をこなしながら、コアメンバーのサポート役として、データセンターの保守・運用・管理に関する業務を行っています。具体的には工事、メンテナンス、サーバーやネットワーク機器を搭載するラックインストールなどのほか、日々のミーティングの議事録をとるといったデスクワークもあります。トレーニープログラムが終了し、2021年2月からは正社員となってコアメンバーの一員となりました。

――転職をしたきっかけは?

私は中国出身ですが、日本の大学を卒業して、日本にある不動産系のファシリティマネジメント会社に新卒入社しました。担当業務は設備管理でサーバールームの管理もその1つでしたが、サーバーは大きな電力を使っているため危険が多く、専門知識や資格がないと手がつけられません。入社2年たってもオフィスでのサービス業務が中心で、専門性が身につかず将来に対する不安もあり、もっと専門領域を持ちたいと思うようになりました。

また、大学時代は日本語、英語の2つの言語の習得に励みました。せっかく習得した言語ですが前職では日本語がメインでした。日本語以外にも英語や母国語である中国語を使うような、語学力を生かせる職場で自分の力を発揮したいと考えました。

――選考のステップについて教えてください。

私の場合は転職情報サイトに登録し、採用担当からトレーニー職のスカウトメールを受け取りました。選考は書類選考とオンラインによる面接が2回でした。当時はAWSのことは知っていましたが、ADSJについては詳しく知りませんでした。ただ、大手企業のデータセンターですし、電気や機械に関する専門知識が求められるだろうと思い、受からないかも......と少し不安だったことを覚えています。面接では「今の職場で自ら進んで解決したこと」などを質問されました。今考えると、アマゾンのカルチャー(行動指針)に合うかどうかを見られていたようです。

苦労はあっても未経験者向けプログラムで業務知識を吸収

――「DCEOトレーニープログラム」とは、どのようなプログラムですか?

データセンターは、電気・機械設備、制御系・消防関連設備といったさまざまな設備で構成されています。DCEOトレーニープログラムとは、未経験者がデータセンターの保守・運用・管理について必要な知識・スキルを学ぶためのプログラムです。オンラインによるトレーニングで、データセンターの設備の名称から電気設備・空調機械設備の操作、運用、保守についての手順、サーバーを搭載するラックの固定や電源の接続の手順などを、1つひとつ順序立てて学んでいきます。そのほかに先輩社員の現地業務に同行するOJTもあります。

カリキュラムによって身につけられるタスクがあり、毎月テストがあります。個人の習熟度に合わせてトレーニープログラムは進みますが、おおむね半年から1年でプログラムを終了するようになっています。

私は業務未経験だったため、入社して1週間ぐらいは社員の人たちが何を言っているのか分からなかったんです。でも議事録をつけたり、人に聞いたりして、少しずつ理解していくことができました。

――業務未経験でも成長できる理由は何だと思いますか?

分からないことがあったら、すぐに周囲の人に聞くことができる環境であることは大きいと思います。私が勉強で特に苦労したのは電気分野でしたが、電気、機械、図面、それぞれとても詳しい人が社内にいてサポートしてくれるので、疑問点を解消することができました。

また、上司と月に1回面談があり、そこでは仕事のこと、仕事以外のことなんでも相談することができます。私の業務についてのフィードバックシートをもらい、自分ができていること、今後伸ばすべきことなどが分かるので、自分が今後どのように頑張ればよいか理解できました。

――ご自身が関わった業務で印象に残っている仕事は何ですか?

入社4カ月目のころ、自分から手を挙げてベンダーへの承認資料の作成を行ったことです。分からないところは先輩社員に聞き、ベンダーからの情報をそのまま鵜呑みにしないで、自分で考えて確認するようにしました。また、日本語を英語に変換するときどう訳すか、用語の選択が難しく、その重要性を理解したという点でも印象に残っています。後輩とは、ここがつまずきやすいなどの情報をシェアしました。

今の部署では、社員はシフト制、ペアで行動することになっているので、接点が少ない人たちもいます。私は情報をシェアしたり、話を聞いたりして、自分から発信するように心がけています。

性別、年齢に関係なく、働きやすい環境が整う

――女性の目から見て、ADSJは働きやすい職場ですか?

正社員になると日勤、夜勤のシフト勤務があるのですが、休憩室にベッド、シャワー、トイレなどがそろっていて「住める」ような設備が整っています。私の働いている現場には、ラウンジもあり、休憩中にリラックスして楽しんでいます。女性に限らず、どんな人にとっても快適に働ける環境を提供するという意識をアマゾンは持っていると聞きました。また事前の説明で、産休を取った復職希望の社員の復帰率が100%という話を聞いて心が動きましたね。データセンターで勤務する女性を集めた、日々の業務や体制などについて話し合う会議などがあり、現場から女性の働きやすさを推進できる環境があります。

――今の仕事のやりがい、面白さは何ですか?

今の時代、インターネットは誰にでも必要なものです。私たちの仕事はインターネットを安定的に稼働させることに貢献しています。例えば、テレワークの普及や自粛期間の長期化があった20年以降、サブスクリプションの動画サービスの利用者が増えていますが、データセンターがなければそういったサービスも享受できませんよね。

自分のキャリアという面では、業務で日本語・英語を使いながら、前職のファシリティマネジメントの経験の上に新しい専門性を積み上げられたことが一番の魅力です。また、チーム内にさまざまなバックグラウンドを持つ人がいるので、多様な角度で物事を見てその視点を学ぶことができます。多様性を認めあうダイバーシティ&インクルージョンな環境も成長の糧となると思います。

――トレーニー職への転職を考えている方に「先輩」としてアドバイスをお願いします。

ADSJではさまざまな経歴を持った人が過去の経験・スキルを生かして活躍しています。どんな仕事もやってみないと分かりませんが、データセンター管理の仕事は挑戦する価値はあると思います。トレーニー職は未経験から学べる新しい職、いつから始めても遅くありません。自分を信じて、可能性を広げましょう!

Interview

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