パナソニックHDの週休3日制 試験導入は5000人対象に

パナソニックは社員が働きやすい環境づくりに力を入れる
パナソニックは社員が働きやすい環境づくりに力を入れる

パナソニックホールディングス(HD)は18日、2022年度内に予定する週休3日制の試験導入について、選択できる従業員は約5000人になると明らかにした。持ち株会社と、間接業務を手がける子会社の全従業員が対象。2社の中で実際の導入対象とする職種や部門などは今後詰める。導入後の給与体系などの詳細は労働組合と協議していく。

同日開いたマスコミ向け説明会で、人事担当の三島茂樹執行役員が明らかにした。パナソニックグループの日本国内の従業員は約6万人で、今回の試行対象となる5000人は8%強に相当する。ただ、全員が週休3日を選ぶわけではなく、具体的な人数の目標も未定だという。

同社は試験導入を通じて課題を洗い出し、傘下の各事業会社の判断で週休3日制の導入などを検討できるようにする。休日を増やすことで副業や学習、地域ボランティアなど会社外の取り組みを推奨し、社員が働きやすい環境をつくる狙いがある。

[日経電子版 2022年04月18日 掲載]

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