就職情報サービスの学情が20代を対象に実施した調査によると、企業が社員のリスキリング(学び直し)を支援する研修や制度を導入していると「志望度が上がる」と答えた割合は8割を超えた。転職活動において企業のリスキリングの取り組みを意識している人は全体の6割強だった。社内の人材育成を積極的に推進する企業に魅力を感じる若者が増えているようだ。

調査は3月18~25日に学情が運営する20代専門の転職サイト利用者向けにインターネットで実施した。216人の有効回答を得た。
リスキリングを支援する研修や制度を導入する企業に好感を持つという回答は9割弱にのぼった。アンケートでは「日々必要とされるスキルは変化しており、スキルや知識をアップデートできる機会は大切だと思う」や「社員のスキル習得を支援する企業は新しいことに挑戦する柔軟性があり、競争力も高そうだと感じる」などの声が上がった。転職の条件として個人でも成長できる環境を求める傾向がみられた。
[日経電子版 2022年04月14日 掲載]