新幹線に個室の仕事空間 JR西日本・東海が試験導入

東海道・山陽新幹線の一部編成に個室の仕事空間を設ける(写真はイメージ)
東海道・山陽新幹線の一部編成に個室の仕事空間を設ける(写真はイメージ)

JR西日本とJR東海は7日、東京―博多を運行する一部の東海道・山陽新幹線に打ち合わせやオンライン会議ができる個室「ビジネスブース」を設置すると発表した。5月9日から順次利用可能となり、料金は当面の期間、無料とする。テレワークなどの多様な働き方に対応する。

「のぞみ」や「ひかり」などに使われるN700S車両のうち、3編成に試験導入する。7、8号車を連結するデッキ部に設置し、7号車の乗客が利用できる。1グループ2人までで利用時間は1回あたり30分。座席の案内チラシに記載したQRコードから予約サイトにアクセスする。

東海道・山陽新幹線では2021年から「のぞみ」の7号車を「S Work 車両」に設定し、席に座ったまま電話やオンライン会議ができるようにしている。個室の導入で利便性をさらに高める。利用が多ければ他の車両や編成への拡大を検討する。

[日経電子版 2022年04月07日 掲載]

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