入社1年目の社員、4割が「転職を検討」 民間調査

就職情報会社のディスコ(東京・文京)が2月後半に実施した調査によると、転職を検討している入社1年目の社員は約4割にのぼった。そのうち、「転職活動中」と答えた人の割合は全体の4.5%だった。新型コロナウイルス下でオンライン就活が定着するなか、入社後に勤務先のキャリアパスなどでギャップを感じる人が多いようだ。

調査は2月16~27日にインターネットで実施した。2021年4月に入社した新入社員516人から回答を得た。

転職について「転職活動はしていないが検討中」は35.9%、「現在転職活動中」は4.5%だった。転職を考えている人は勤務先企業への満足度が61.8%と、入社決定時よりも約11ポイント低下していた。

転職したい時期について尋ねると、「未定」が36.9%で最多だった。「3年以内」が24.2%、「5年以内」が18.7%で続いた。1年以内の転職を検討している人の合計は16.1%だった。転職を検討する理由は「収入を上げるため」が40.4%で最も多く、「自分の能力や適性に合わない」と答えた人は約3割だった。

オンライン就活が広がるなか、入社後にギャップを感じる人も目立つ。入社後に感じたギャップについて「業務内容が説明会と全然違った」「長時間労働が当たり前の部署もあった」など、仕事内容や労働環境にマイナスのギャップを感じている声が多く挙がった。一方で、「新入社員でもチャンスを与えてくれる」「社内規則が予想以上に自由」といった前向きな声もあった。

就活時に入社企業の情報をどれだけ取得できたかを分析すると、対面型のインターンシップに参加した人は「情報を得られた」と答えた割合が8割を超えた。一方で、選考のみ対面での接点があった人は約25%が「情報を得られなかった」と回答した。同社は「仕事内容を理解する機会の有無が入社後のギャップに影響する傾向がある」と分析する。

[日経電子版 2022年03月29日 掲載]

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