日立、9割をジョブ型採用 22年度新卒・中途計画

日立はジョブ型雇用の導入を進める
日立はジョブ型雇用の導入を進める

日立製作所は16日、2022年度の新卒と中途採用のうち9割を職務の内容を明確にし、それに沿う人材を起用する「ジョブ型雇用」にすると明らかにした。同社は7月に本体の全社員にジョブ型雇用を広げる。年功色の強い従来制度を脱し、変化への適応力を高める動きを進める。

来年度は23年春の新卒者と中途採用を含めて、21年度計画比100人増の1150人を採用する。そのうち中途採用の500人と、技術系の大卒と院卒の500人、専門の事務職30人をジョブ型とする。

ジョブ型採用では職務に必要な能力や経験をまとめた職務定義書(ジョブディスクリプション)を明示し、採用活動を実施する。その他の事務系社員70人と高卒採用50人は仕事をあらかじめ定めない従来型の採用形式となる。

21年度から始めたジョブ型のインターンシップの募集人数を400人と、前年度から100人増やす。職務定義書で必要な能力や経験を明示し、実際の職場で2週間~1カ月間、業務を体験してもらう。

[日経電子版 2022年03月16日 掲載]

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