カルビー、国内社員3900人の副業解禁

カルビーは副業を解禁し、多様な働き方を支援する
カルビーは副業を解禁し、多様な働き方を支援する

カルビーは16日、12月から国内の社員およそ3900人を対象に副業を解禁したと発表した。他の企業などで働いて得た知見を、カルビーの業務にも生かしてもらう。副業を制度として整えることで、多様な働き方を認めて優秀な人材の獲得につなげる。

希望者は、副業を始める2カ月前までに申請する決まりだ。会社から承認を得たうえで、勤務時間外や休日に副業に従事することができる。16日時点で「30人程度が希望している」(同社)という。これまでは原則として副業を禁止してきた。個別に承認された場合に限って、特例的に許可してきたという。

カルビーはすでに副業人材を受け入れている。電子商取引(EC)サイトの「カルビーマルシェ」では、公募で採用した副業人材がEC戦略の立案などにあたっている。EC以外を含めると計5人の副業人材がカルビーで活躍しているという。

カルビーは2020年7月、約800人のオフィス勤務者を対象にテレワークを原則とする新しい働き方を導入した。21年にはコロナ禍で働き方が変化したことを受けて、丸の内トラストタワー本館(東京・千代田)に入居する本社オフィスを2フロアから1フロアに集約。9月には本社オフィスの内装を刷新し、よりコミュニケーションがとりやすいレイアウトにリニューアルした。

[日経電子版 2021年12月16日 掲載]

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