PwC、企業のメタバース活用を支援 専門人材の育成も

PwCコンサルティングは、企業による仮想空間「メタバース」の活用を支援するサービスを始める。すでにコンサルティング業務を担当する専門チームを立ち上げた。メタバースの活用はゲームや娯楽業界などで先行しているが、今後は小売業や製造業などにも広がると見込んでおり、拡大する需要を取り込みたい考えだ。

新サービスでは、メタバースを活用した経営戦略の刷新や新規事業の検討、システム開発などをサポートする。業界全体の動向調査や規制対応、知的財産の取り扱いについても助言する。

仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などメタバースに関連する技術に精通した人材を専門チームに集めた。対象となる業界や事業規模は限定せず、各業界の専門コンサルタントも参加し、最適なメタバースの活用方法を提案する。

PwCジャパングループでは、自社拠点を再現した仮想空間を構築したり、新卒採用向けのイベントを仮想空間上で開催したりするなど、すでにメタバースの活用を始めている。今後はメタバースに精通した専門人材の育成やノウハウの蓄積を進めるほか、仮想空間上での面談などコンサルティング業務におけるメタバースの活用も検討している。

[日経電子版 2021年12月22日 掲載]

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