キリンホールディングス(HD)は6月をめどに副業人材を受け入れる。事業子会社のキリンビールがIoT分野と、マーケティング分野で1人ずつ社外アドバイザーとして業務委託契約を結ぶ。2月18日から約1カ月間、人材サービスのビズリーチ(東京・渋谷)を通じて公募する。
週1日程度の業務で、月に1回は出社してもらうことを想定する。業務内容によるが、数カ月単位で契約する。業務委託の報酬として月数万~十数万円を支払う。いずれも新しい事業やサービスの創出を目指すチームで働く。
キリンHDは2020年7月に副業を解禁した。21年1月時点で資格を生かした講師やコンサルティングなどで約30人が副業をしている。社外人材の副業の受け入れも始めることにより人材の多様化をすすめ、組織の活性化を目指す。
[日経電子版 2021年02月17日 掲載]