JACリクルートメント、副業人材をヘッドハント

人材紹介のジェイエイシーリクルートメント(JAC)は12月1日から副業人材をヘッドハントするサービスを始める。主に中小企業向けに経営課題を解決できる人材を探す。働き手の副業意欲も高まっており、仲介で副業の裾野がさらに広がる。

JACは企業からの依頼に応じて、約800人のヘッドハンターを通じて経営戦略の立案や上場支援、海外進出、販路開拓といった中小企業の経営課題に副業で取り組める人材を探す。

企業はJACと業務委託契約を結び、JACが副業人材に再委託する形式をとる。フルタイムで働いてもらった場合に企業がJACに支払う料金を月150万円程度とし、それを基準に勤務時間や日数に応じて各自の料金を算出する。中小企業や地方企業では企業の戦略立案に携わる幹部人材が不足している。転職に比べて一時的に働く副業はハードルが低く、適任者を集めやすい。

テレワークの浸透で、都市部から地方企業で週2、3日勤務するといった働き方も可能になった。働き手の間でも副業意欲は高まっており、求人大手ディップの8月の調査によると、正社員の4割が副業に関心があるという。

[日経電子版 2020年11月30日 掲載]

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