職務経歴書は、採用者側に自分の職歴をPRするものです
「対象製品、設計内容」「経験範囲、実績」「応募先企業の求めるポイント」これら3点の内容をしっかり明記してください。特に実績は数字で示すことが大切になります。経歴は時系列でまとめることで、自分のスキルも同時にアピールすることができます。
目次
研究・開発・設計(機械・メカトロ・自動車)の職務経歴書3つのポイント
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1
対象製品、設計内容が分かるように記載しましょう
企業は自社製品と親和性があるかも見ていますので、どのような製品に携わっていたのか、また設計開発でもアナログ回路、デジタル回路、機械設計、筐体設計、流体解析、組込み設計など多岐に渡るため、箇条書きで分かるようにしましょう。
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2
経験範囲、実績が分かるように記載しましょう
企画戦略から携わっているか、詳細設計や評価のみか、マネジメントの場合は組織規模が分かるように明記しましょう。使用している言語やツールも分かれば、イメージが付きやすいです。また、実績や関連特許が明記されているとアピールになります。
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3
応募先企業の求めるポイントにフォーカスしましょう
経験豊富な人は全てを長々と記載してしまう傾向がありますが、応募先企業が求めている内容が埋もれて経験していないと誤解されることがあります。このため応募案件にフォーカスし、単語の表現も応募先に合わせて選考者が直ぐに分かるようにしてあげましょう
研究・開発・設計(機械・メカトロ・自動車)の職務経歴書テンプレート
職務経歴書
■職務経歴 要約
車載機器メーカーおよび車載部品メーカーにて機構設計を~年担い、車載オーディオなどの電気機器の機構から自動車のエンジン関連の要素技術まで幅広く経験。仕様検討から3D CADによる設計経験に加え、構造解析・熱流体解析・振動解析まで幅広い設計解析も経験してきている。
前職では課長として直属10名のマネジメント、現職では自ら詳細設計も行いながらプロジェクトマネジメントも行っている。
■職務経歴 詳細
□〇〇〇〇年〇月~現在 株式会社〇〇〇〇
事業内容:自動車部品メーカー
資本金:〇〇〇億円 従業員数:〇〇〇〇名
期間 | 業務内容 | 役割/規模 |
---|---|---|
〇〇〇〇年〇月 |
要素開発部■扁平ソレノイド開発・詳細設計(樹脂部品)、性能評価 |
担当 / 3名 |
〇〇〇〇年〇月 |
エンジン開発部
■新規油圧・電動可変バルブ機構の開発(VVT)・技術戦略、仕様検討、詳細設計、性能評価 |
プロジェクトリーダー / 10名 |
□〇〇〇〇年〇月~〇〇〇〇年〇月 株式会社〇〇〇〇
事業内容:車載機器メーカー
資本金:〇〇〇億円 従業員数:〇〇〇〇名
期間 | 業務内容 | 役割 / 規模 |
---|---|---|
〇〇〇〇年〇月 |
技術部 機械設計課
■車載モニター、オーディオ、ナビゲーションの設計開発・詳細設計(樹脂成型部品、板金加工部品) |
リーダー / 5名 |
〇〇〇〇年〇月 |
技術部 機械設計課
■車載モニター、オーディオ、ナビゲーションの設計開発・自動車メーカーと仕様検討および試作器によるプレゼン |
課長 / 10名 |
■活かせる知識・経験・技術
・樹脂部品、板金加工部品の設計(3D CAD:CATIA V5、SolidEdge、Pro/E)
・設計解析(構造、振動、熱流体)
・直属10名程度の人事査定を含めたマネジメント、及び20名規模のプロジェクトマネジメント経験
■保有資格
・〇〇〇〇年〇月:TOEIC 750点
■特許、学会
・特許出願:筆頭3件、連名8件
※代表的な特許例:
・特開2010-〇〇〇〇〇〇 「〇〇〇〇」
・特開2015-〇〇〇〇〇〇 「〇〇〇〇」
・学会:筆頭3件、連名5件
※代表的な学会例:
・2010年〇〇月:〇〇シンポジウム2010
■自己PR
車載製品および自動車部品メーカーにて、樹脂部品からエンジン機構まで幅広い製品に対し機構設計をメインに行い、複数の特許取得など技術力を高め、自社に利益を生み出す実績を積み重ねてきました。また現在では自ら設計開発にも携わりながら、技術戦略からプロジェクトマネジメントを行っているため、現場感覚を持った組織マネジメントで開発をリードできることが強みだと思います。
この職務経歴書の監修