転職Q&A

同じ業界内の大きな会社に転職するときに気をつけるべきことは?

同業界の、より大きな規模の会社に転職を考えています。規模が変われば仕事の仕方も変わると思うのですが、自己PRをする上で注意すべき点は何でしょうか?(37歳・男性)

前職の仕事のやり方に固執しないこと

確かに、企業規模が違えば仕事の仕方も違うものです。例えば、大きな会社は分業化が進んでいる傾向がある一方で、中小企業は複数の業務を1人でこなす必要がある、などです。自己PRをする上で心がけたいのは、自分の「フレキシビリティ」です。前職の仕事のやり方にこだわらず新しい環境にも柔軟に適応する気持ちがあることや、実際にそのような経験があることなどを伝えるようにしましょう。こうしたフレキシビリティある人材もまた「即戦力」として評価されるはずです。

同業界における転職については、転職制限の有無も確認しておきたいもの。入社時に「同業他社に1年間は転職してはいけない」とサインしている場合があるからです。これを忘れて転職活動を進めると、現在勤めている会社とのトラブルの元になります。過去に裁判になった例もあるので、気をつけましょう。 そしてもう1つ、守秘義務も確認しておくこと。自己アピールのつもりで、前職での職務についてあまりオープンにすると、守秘義務に抵触する恐れがあるのです。採用側も「うちの情報をこんなに漏らされては困る」とマイナス評価を下すかもしれません。

普段、働いていて守秘義務を意識する機会はなかなかないものです。目安を揚げるとするなら、ホームページなどで公開している情報については基本的にオープンにしていいでしょう。例えば「取引先一覧」と出ていれば、面接の場で具体的な企業名を挙げても問題にはなりません。しかし、取引先ごとの売上規模となると、ホームページでは公開していないはず。これはオープンにしてはいけない情報だと言えます。

どんな話題も「自己PR」につなげていい

面接の場面では、時に意外な質問をされることがあります。例えば「あなたにとって仕事とは?」。人それぞれ考えが違うのは当然で、「こう答えればいい」といった正解はありません。しかし、面接官は抽象的な仕事論を聞きたいわけではない、ということは押さえておきましょう。ここでも自己PRをして構わないのです。「これまでどんな仕事をしてきて、こんなモットーを大切にしてきた。それをこんなふうに生かすことができるので、御社に貢献できると思います」。

こんなふうに、面接の場で聞かれることは、全て自己PRのきっかけとして捉えるクセを付けておくといいでしょう。

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