面接前日はいつも緊張してしまい、やり残した準備がないかと心配になります。本番直前、どこをチェックしたら万全の状態で臨めるのか、アドバイスをお願いします。(28歳・男性)
決算書をもう一度おさらい
面接において大切なのは「なぜ、他ならぬその企業に応募しているのか」を考えることです。つまり志望動機が明確でなければ採用には至りません。そして、志望動機を明確にするには、応募先の企業について深く理解しておく必要があります。
当然、新聞や雑誌、上場会社なら会社四季報や会社情報、ホームページなどで企業研究を進めていることでしょう。資本金、設立年、社長名、商品、サービス内容、経営方針などの企業情報を熟読しておかなければなりません。そのなかで、面接前日に見返すとしたら、「会社の通信簿」である決算書をお勧めします。上に挙げた企業情報が端的にまとまっている上に、現在の経営状況まで把握できるからです。
現在は、多くの上場会社が、決算書をホームページ上で公開しています。資本金、設立年、社長名、商品、サービス内容、経営方針、現在の経営状況など、企業情報が端的にまとまっています。
日々のリサーチに加えて、決算書までを読み込むことで、企業研究を万全なものにしておきましょう。転職志望者の多くは、複数の会社にエントリーします。だからといって、一つひとつの企業研究がおろそかになっては、たくさんの会社にエントリーしたところで、採用には結びつきません。
「会社のどこに魅力を感じるか」という視点で
企業研究をするといっても、膨大な情報をただ記憶するだけでは企業研究になりません。大切なのは、「なぜその企業に入りたいのか」その1点を突き詰めて考えること。それが、面接に向けての熱意をかきたてることにもつながります。
