正社員としての募集だったはずなのに、面接の場で契約社員からのスタートを打診されました。納得できずお断りしたのですが、入社の意志が強かったため、後になって後悔しています(33歳・女性)
本当に入社したい企業であれば了承しよう
こういったことが起こる事情として考えられるのは、どれだけ貢献してもらえるか会社側が測りきれない部分があり、試用期間の意味を込めて、契約社員というポジションを用意する、というものです。
それでも、正社員の募集だったのに、契約社員での雇用を打診されたのでは、確かに、納得いくものではないはず。ただ、本当に入社したい企業であれば了承してみてはどうでしょう。正社員という形態にこだわるのか、その会社・職種につきたいのか、自分が望んでいるものをあらためて確認し、判断しましょう。
契約社員というと、正社員にくらべて待遇・職務内容で大きな差がある、というイメージがあるようですが、そうとも限りません。職務上の責任は同じ、待遇面でも十分な水準が用意されている、というケースもあるのです。その会社における契約社員と正社員の違いは、きちんと確認したいところです。
また、平成25年4月から労働契約法が改正となり、有期労働契約が繰り返し更新され通算5年を超えたとき、労働者の申し込みにより、期間の定めがない労働契約(無期労働契約)に転換できるルールもあります。そのため、正社員登用実績なども確認することをお勧めします。
