面接に先だって「私服でもけっこうですよ」と言われました。普段はスーツを着ていますし、私服には自信がありません。どんな服を着ていくべきなのでしょうか(33歳・男性)
スーツまたはビジネスカジュアルが良い
自由な社風を応募者に伝えるためであったり、純粋な気遣いであったりと、いくつかの理由から面接時、「私服でもOK」としている企業があります。業界でいうと、アパレル系、出版系、IT系に多いようですね。
私服とはいえ、自分の人柄が試される面接の場ですから、だらしない格好は避けるべきです。心がけてほしいのは、「ビジネスカジュアル」。ジャケットやえり付きのシャツ、革靴が基本です。 業界や企業の社風にもよりますが、ジーンズやスニーカーでは、カジュアル過ぎると思います。またスーツを脱ぐと立ち居振る舞いがラフになる人がいますから、注意しましょう。
要は、誠実で清潔できちんとした服装であればいいと考えてください。ですから、服選びに自信がないようなら、通常の面接と同じようにスーツを着ていっても嫌がられることは少ないと思います。
もっとも、面接する企業で働く人たちも私服であるのなら、自分だけ浮いてしまい、TPOに合わない、社風に合わないという印象を与えてしまうかもしれません。そのような時はビジネスカジュアルが無難でしょう。その会社で働いている従業員の服装を意識してみると良いですね。
立ち居振る舞いのミスをなくすには
服装に限らず、見落としがちなのが立ち居振る舞いです。背筋が曲がっていたり、貧乏ゆすりをしていたり、相槌が取れていなかったり。面接で見られているのは、あなたが全身から醸し出す雰囲気。それを決めるのが立ち居振る舞いなのです。面接では足下から頭まで見られています。ささいなことも見逃しません。
対策として一番良いのは第三者による模擬面接ですが、ビデオや鏡の前で自分を観察しながらの模擬面接も効果的です。こうした練習により、自分が他人からどう見られているのか、どのような振る舞いが好印象につながるのかも分かってくるでしょう。