マネジャー志望の営業職です。先日、「うちの会社に合わないのでは?」と聞いてきた面接担当者がいました。第一志望の会社の面接だったので大きなショックを受け、つい感情的に答えてしまい、反省しています。どのように答えればよかったのでしょうか(30歳・男性)
何が問題か、謙虚な姿勢で探りを入れてみる
当然のことながら、「合わないのでは?」と聞かれて「はい」とは答えるわけにはいきません。可能であれば、何が問題なのか、場の空気を悪くしないよう聞き直してみたいところです。例えば、「自分ではこんなところが、御社に合っていると思います」「もし問題があるようでしたら、率直にお聞かせいただけないでしょうか」。こうして改めるべき点を確認するのです。
面接担当者の中には、こうした答えにくい意地悪な質問をしてくる人もいます。しかし、その人が意地悪な人柄ではない、ということは覚えておきましょう。というのも、こうした面接では、意地悪な質問をすることによって、とっさの切り返しができる柔軟性や、ストレスに耐える力をチェックしようとしているのです。
仕事をしていれば、誰しも予期しないトラブルに直面することがあります。そんなとき感情的になったり、固まって行動できないようでは、安心して仕事を任せることはできません。つまり、意地悪な質問も、あなたの力を探る狙いがあってのこと。感情的になる必要はありません。慌てて答えようとせず、ひとつ間を置いてから、冷静に答えましょう。
「会社に合う、合わない」とは何か
一般的に、マネジャー職を採用するにあたっては、「その会社の社風に合うか合わないか」が重要視されます。採用された後、多くの社員を束ねるポジションにつく人材です。彼らと問題なく仕事ができるのかどうか、それが「会社に合う、合わない」ということなのです。実際に働いてみないと分からない部分も大きいのですが、少なくとも採用ページなどに記載されている「求める人物像」はチェックしておきましょう。そこから大きく外れない振る舞いが面接では求められます。

