「何か質問はありませんか?」と面接担当者から質問をうながされることがあります。特に質問がない場合もあるのですが、そんな時はどうするべきなのでしょうか。私はいつも「詳しくご説明いただいたので、質問はございません」などと、答えています(33歳・男性)
志望度の強さを探ろうとしている
「質問はありませんか?」は、転職希望者の熱意の強さを探る言葉だと考えてください。熱意があるなら、それだけ知りたいことも多いはず。特に質問はない、ということはありえません。企業側は「他ではなく、なぜ当社に入社したいのか」にこだわります。採用・不採用の決め手になるのは「熱意」なのです。
この質問をすれば採用される、といったアドバイスはできません。しかし、これまで何をしてきたのか、何を身に付けたのか、具体的にどこに理想とのギャップがあるのか、転職して何がしたいのかといった自己分析が済んでいるのなら、例えばこんな質問ができるはずです。
「いま自分はこんな不満を抱えている」「それは自分のビジョンとギャップがある」「御社ではこのギャップは解消されるのかどうか」。自分が思い描いている転職ができるのかどうかを確認するための質問です。キャリアビジョンが明確であることを改めてアピールする効果も期待できます。