思い描いていた仕事のイメージとギャップがあり、前職をわずか1年で辞めています。自分の見通しが甘かったことは十分に反省しているつもりですが、面接ではきっと問いただされるはず。どう答えるべきですか?(27歳・女性)
「どう反省しているのか」自分の言葉で語ること
一般的に、「前職をすぐに辞めた」という経歴は良く思われません。しかし「それでも面接に呼んでくれた」という事実があるのですから、落ち着いて対処しましょう。考え方によっては、素晴らしいアピールのチャンスです。面接担当者が知りたいのは、その人自身が、前職をすぐに辞めたという事実をどう反省し、消化しているのかです。仮に、「異業種に転職したが、想像していた仕事と違った」という理由で辞めたとしましょう。
安直な理由だと言われても仕方のないケースです。そこをどのように反省しているのか、自分の言葉で伝える必要があります。また、反省した上で、過去の経験をこれからのキャリアにどのように生かそうとしているのかをしっかり考えていれば、自然と前向きな言葉で伝えることができます。
逆に、前職でうまくいかなかった理由を認識していなかったり、反省の姿勢が見られなかったりするのはNGです。新しい職場でも同じ失敗を繰り返すと考え、採用側は興味を失ってしまうことでしょう。
自分に非がない時は、事実だけを述べればいい
上で説明したのは「自分に非があって」前職を辞めたケースです。しかし、昨今の不況の影響で、転職者に非があるとはいえないケースも増えています。例えば、あるプロジェクトを率いるために採用されたのに、そのプロジェクトが頓挫。代わりの仕事も見当たらず、会社側も恐縮しているとしましょう。
こんなときは、反省する必要も、会社を悪くいう必要もありません。事実関係を端的に述べるだけにとどめておきましょう。