長所と短所を聞かれて素直に答えたら、面接担当者に渋い顔をされた経験があります。正直すぎるのはよくないと分かっていますが、具体的にどうすればいいのでしょうか(37歳・女性)
正直過ぎてもマイナスになるだけです
非常に当たり前の言い方ですが、面接では自分のマイナス要素となることは一切口にしない、というのが鉄則です。例えば「私は優柔不断です」と言うと、「この人は正直だな」と面接官は内心思うかもしれませんが、場や状況に応じた発言をできないと見られるかもしれません。
面接に向けた準備として大切なことは、短所などマイナス面の言い換えをきちんと用意しておくこと。前述の「優柔不断」→「慎重」とか、「短気」→「行動的」とか、想定できるマイナス面は、言い換えの言葉を考えておくべきでしょう。ただし絶対にウソを言ってはいけません。ウソは、あとからばれたときに痛い目に合います。
転職活動ではエージェントを使うこともあるでしょう。エージェント利点のひとつに、面接指導があります。すべてのエージェントが行っているわけではありませんが、エージェントは過去の面接者からどういった質問をされたのか情報を集め、その会社の面接対策データを持っています。こうしたエージェントによる模擬面接は、本番と大きな差はなく、練習として有効だと思います。面接で重要なことは、ウソのない範囲で自分を飾ること。あまり素を出し過ぎてもいい結果には結びつきません。