転職Q&A

入りたい会社の社風や雰囲気、社員の定着率などを事前に知るにはどうすればいい?

新卒なら、OB・OG訪問などで会社の社風や雰囲気を知ることができますが、転職の場合、表に現れない情報を得ることが困難です。何か方法はありますか(33歳・男性)

人材紹介会社を使うと、企業の裏側を知ることができる

確かに知り合いでもいないかぎり、個人で転職活動をする場合には、社風や雰囲気を知るのは難しいのは事実です。もし同じ業界ならば、出入りしている業者や付き合いのある同業他社などのつてなどを探って、希望する会社の人にたどりつくケースは考えられますが、必ずしもうまくいくわけではありませんし、違う業界ならなおさらです。

ひとつ方法を挙げるなら、人材紹介会社を利用してみること。人材紹介のコンサルタントは業界に精通し、幅広い人脈を持っています。入りたい業界の情報だけではなく、その会社の雰囲気や部署の人員構成、担当部長のキャラクターまで知っていることもあります。またそのコンサルタント本人が詳しくなくても、紹介会社の社内を探せば、希望する会社について知っている人間が大抵は存在します。人材紹介会社によっては、依頼があれば調査するサービスを行っているところもあります。

入社後に社風が合わないなどのミスマッチによってすぐに再転職する例もよくあります。新天地で気持ちよく働くためには、企業の「表の顔」だけではなく、裏側の実情もきちんと把握しておいたほうがいいでしょう。

「ブラック企業」を見抜くコツとは?

社員をこき使い、給与や待遇が極端に悪い会社は「ブラック企業」と呼ばれています。入ってみないと分からない場合が多いのですが、事前に見抜く方法のひとつは、「頻繁に募集広告が出ている」こと。何らか問題があって社員の定着率が悪いから、常に募集をしていまうす。求人情報をよく見かけるなら、注意したほうがいいでしょう。

またインターネット上には、口コミで集まった「ブラック企業リスト」が出回っているようです。いいかげんな情報に基づいたものもありますが、「火のないところに煙は立たない」とも言えます。受けた会社がリストに載っているようなら、面接の際に社員の定着率などをさりげなくたずねてみて、判断したほうがいいでしょう。

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