転職Q&A

自己PRは企業ごとに変えるべき? そのコツは?

複数の企業に応募しています。自己PRは企業ごとに変えたほうがいいでしょうか? 同じ職種なら使い回してもいいと思うのですが(35歳・男性)

応募先によって変えること。職務と自分がどうマッチするのかを具体的に伝えるように

自己PRは応募先によって必ず変えてください。職種が同じでも企業規模や経営理念、事業内容など全て同じ企業はないでしょう。企業と自分の経歴を照合すれば、「こんな経験が生かせる」「こんな活躍ができそう」といった具体的なイメージが企業ごとに湧いてくるはずです。

担当者は数多くの求職者と出会っている採用のエキスパート。使い回している自己PRなど、簡単に見抜いてしまいます。そんな自己PRからは、「何がなんでもこの会社で働きたい」という熱意や意欲が伝わってきません。

異なる自己PRを用意するには、その会社や職務についてどれだけリアリティーをもってイメージできるかがポイントになります。必要なのは、徹底した企業研究です。とはいえ、インターネットや紙の資料などから得られる情報には限りがありますし、ほかの求職者と差をつけることもできません。

お勧めしたいのは、応募先で働いている社員に直接話を聞いてみること。あるいは自分の会社の中で、近しい職務についている人に話を聞いてみるのもいいと思います。こうした一工夫が、企業研究に深みを与えます。

面接で注意したいのは、自分の熱意を一方的に語ることです。これだと「頑張ります」「お願いします」ばかりの一面的な自己PRになってしまいます。本来自己PRとは、これまで積み重ねてきた自分の経験や実績、ノウハウなどをその会社のどんな場面で活用できるのかを自分の言葉で語るもの。それこそが面接担当者が求めているものです。

応募先に関して知識不足や勘違いがあっても構いません。担当者が求めている自己PRを具体的に、論理的に語ることで、自分が活躍しているイメージを担当者が持てるような話をしてください。面接でそのような自己PRをしようとすれば、おのずと企業によって自己PRが変わってくるのではないでしょうか。

前の記事
次の記事

ピックアップ

注目企業

転職成功アンケートご協力のお願い
日経転職版を通じて転職が決まった方に、アンケートのご協力をお願いいたします。