転職Q&A

退職理由は「残業代がつかない、給料が安いから」。伝えていい?

前職を退職したのは、残業代がつかない、給料が安いといった金銭面の理由が主です。面接の場で退職理由を聞かれた場合、そう正直に答えていいものでしょうか(27歳・男性)

「お金だけが理由」と思われるとネガティブ評価に

給与面だけが理由であると言い切ってしまうのは、「お金目当ての転職か」「職務内容はどうでもいいのか」と思われるリスクがあります。また「採用しても、もっと給与のいい会社に転職してしまうかもしれない」と思われても仕方がありません。そもそも日本では直接的にお金に触れるのは好ましくないという文化があるので、一般的には「お金が欲しい」という気持ちは前面に出さないほうが無難です。

しかし、誰が聞いても同意するような低水準の給与だったのであれば、退職理由の1つとして挙げるのは構わないと思います。例えば、一般的な生活水準が保てない額である、育児や介護でこれだけの収入が必要なのに実際はこれだけだった、などと具体的に説明しましょう。

給料の話題に触れる際に基本として覚えておきたいのは、根拠もなく「もっと給料が欲しい」などと一方的にアピールするばかりではネガティブ評価を受ける、ということです。逆にいえば、きちんとロジックで説明できるのであれば、アピールしてもいいでしょう。例えば営業の場合、「年間これだけの売上を上げて、粗利がこれぐらい。諸経費と自分の貢献度を考えると、このぐらいの給与水準が妥当ではないか」などです。しかし実際のところ、そこまで語れる方はそう多くはないでしょう。

一般的な日本企業の文化だと、お金の話題を持ち出すのはリスクが伴います。しかし企業によっては、むしろ遠慮なくお金について口にしていい場面も。一例を挙げれば、それだけの野心を持った人材が欲しいという企業などです。

また、欧米の企業だと希望年収をあらかじめ伝えるのが当たり前。外資系企業で希望年収を聞かれたときは、ストレートに答えてしまって構いません。ただし、希望年収が高いほど、その金額に見合った人材かどうかをシビアに判断されることになります。

また、年収を上げて入社するということは採用側から見た場合、入社後の期待値が高い表れとなるため、求められる実績などを残せない場合、給与が下がってしまうリスクとプレッシャーがありますので、ご注意ください。

転職先がご決定された皆様へ
日経転職版を通じて転職が決まったことをご報告いただいた方に、お祝いをご用意しております。