これまで経験社数が4社を超えています。転職回数が多いのは、選考ではやはり不利になるのでしょうか(32歳・男性)
必須スキル次第で必ずしも不利とは限らない。キャリアを振り返り、面接対策を万全に
一般的には、転職回数が多いのは選考に不利といえまです。ただ、新規事業立ち上げや事業再生など、経験豊富な方をターゲットとしている職種については、経験社数2社以上を求めるケースもあるので、必須となるスキル次第で必ず不利になるとは限りません。 また、転職に正当な理由がある場合(会社倒産など)、影響は限定的と考えていいでしょう。
面接では、「転職回数が多い=採用してもまたすぐに辞めてしまう」という懸念を持たれていることを踏まえて、それを払拭するためにどう回答をしていくかがポイントになります。これまでの転職について、不満があって辞めたのではなく前向きな理由がある点をきちんと伝え、面接官の質問の意図を考えて答えることが何より重要です。
人事の方も、基本的には転職理由にネガティブな点があったことは理解しているので、あまりに前向きな話ばかりだと「本音が見えない」と不信に思われることもあります。自分自身のスキル向上のために転職を重ねてきた正直な想いや転職の目的など、ときには素直な気持ちを伝えてみるのも大切です。
自己PR欄に一貫性のある転職であった点を明記するといいでしょう。この機会に自分自身のキャリアを振り返り、面接対策をしっかりしておくことをおすすめします。