転職をしたいのですが、ハローワーク以外に相談するところがなくて困っています。自分の今後のキャリアについて親身になって相談に応じてくれるところを探しています。(27歳・男性)
人材紹介会社や転職サイトなど、複数の企業に登録してみましょう
最近ではハローワークの中に、30歳ぐらいまでの求職者のために「ヤングハローワーク」と称し、若手層に特化した相談窓口があり、求人情報を確認できたり、転職の相談にも応じたりしています。こうしたところは、情報源の一つになるでしょう。
より可能性を広げるために、人材紹介会社に登録することをおすすめします。また、転職サイトにも登録するといいでしょう。平均的な転職希望者は、3〜4社登録するといわれています。大学新卒から就職すると、初めての転職では情報源としてどれを選ぶべきか戸惑うことが多いでしょう。人材紹介会社の中には、例えば大手ではたくさんの求人情報をメールでお知らせするなどの特色があります。また少人数の人材紹介会社では、MRや特定の技術職など、様々な専門分野に特化した会社もあります。
自分のこれまでのキャリアや今後を考慮して、人材紹介会社を選択しましょう。紹介会社に登録すれば、あなたにあった未公開の求人情報を紹介してくれます。また、特定の業界・職種に強い紹介会社では、案件が少ないかもしれませんが、きめ細かいマッチングをしてくれる可能性があります。いくつか試してみて、あなたに合った会社を探しましょう。
転職でも親が口を出す?
新卒採用では、就活中に親が企業選びに口を出す例が多いのですが、20代の転職でもそうした例が見受けられます。転職先の企業について親が口を出すことは、けっして悪いとは思いませんが、行き過ぎは本人の自立を妨げることになりかねません。親は子供の就職、転職活動には極力干渉せず、子は自分の働く会社は自分で決めるくらいの意思を持つことが大切です。