転職エージェント活用ガイド

転職のプロに聞いた!上手な転職エージェントとのつきあい方 

転職希望者が転職エージェント(人材紹介会社)に申し込んだあとは、コンサルタントがみなさんの良き伴走者となって転職活動を進めていく。しかし、複数の転職エージェントや企業からスカウトメールを受け取るうちに、時々変な「勘違い」をしてしまう人もいる、とコンサルタントは打ち明ける。勘違いを避けながら、転職エージェントとうまくつきあう方法について解説する。

目次

スカウトメールが殺到し勘違いする求職者も

複数社の転職支援サイトに登録するケースが主流になるなか、求職者の情報を何百社もの転職エージェントが共有することとなり、転職エージェント間での登録者の奪い合いが激化している。

転職支援サイトは、サイトの登録者にメールで直接連絡できる機能(スカウトメール機能)を提供しており、「転職支援サイトの登録者の中から、案件に適合する求職者を少しでも早く見つけ、興味をもってもらえそうなスカウトメールを出す」ことが転職エージェントの重要事項になっているようだ。

引き合いの強いスキルを身に付けている人には、複数の転職エージェントからスカウトメールが殺到する。なかには自分の市場価値を過大評価し、ひとりよがりにおちいってしまう人もいる、とコンサルタントは語る。そういう人は、コンサルタントに対して横柄な態度になり、どの転職エージェントからも相手にされなくなってしまうことも少なくないという。

求職者とコンサルタントとのやりとりはメールが中心。対面や電話では言いにくいこともメールなら伝えやすく、お互いのフィードバックに生かせる半面、信頼関係を醸成しにくい面もある。コンサルタントと信頼関係を築けなければ、転職エージェントを利用してもただの情報収集に終わりかねない。メール1つでも、自分の意志の発信と考え、誠意を持って対応したい。

転職活動が終了したあとも、みなさんの仕事人生は続く。人手不足が継続するなか、企業にとって「優秀な人材を採用する力」はますます重要になるだろう。転職先で、「今後、あなたと同じ、○○職の採用を強化していくので力を貸してほしい」と頼られる可能性はある。そんなとき転職エージェントと良い関係が築けていれば、価値のある情報を提供するなどして、協力してくれるかもしれない。人材市場をよく知り確かな目を持つプロとして、長い目で見たおつきあいも考えていこう。

スカウトメールが少ない人は自分の登録情報を見直そう

転職エージェントからスカウトメールがなかなか送られてこない、というケースもある。自分の希望条件にマッチした求人情報を紹介してもらうためには、転職サイトに登録した自分の情報(登録情報)を見直ししてみよう。

例えば、サンプル原稿をそのままコピペしていないか。あとで更新しようと思って、項目を空白のまま放置していないだろうか。スカウト側の検索に引っかかりやすいように、職務内容や自分のスキルについて分かりやすく詳細に入力していくことが大切だ。

 
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