転職エージェント活用ガイド

転職エージェントを使う11のメリット 相談、応募、内定後まで

転職エージェント(人材紹介会社)は、転職希望者に企業の求人情報を紹介する。ほかにもサービス範囲は広く、キャリア相談から面談の設定、各種交渉にまでわたる。具体的に転職エージェントを使うとどのようなメリットがあるのか、準備~応募、面接~採用、内定・退社~入社までと段階別に見ていこう。

目次

準備~応募まで

転職市場における自分の人材価値を正確に把握している人はどれくらいいるだろう。転職エージェントに相談すれば、最新のデータに基づいたキャリアアドバイスや、リアルな企業情報を得ることができる。

メリット① 求人企業の情報が豊富だからミスマッチ転職が防げる

求職者にとって、転職エージェントを利用するメリットは数多い。

1つめのメリットは、求人企業について豊富な情報が得られることだ。
転職エージェントは、紹介依頼の申し込みのあった企業を訪問し、採用担当者や人事部長はもちろん、採用予定の部署の長、中小企業などの場合は経営者とも面会し、求める人材の能力や経験、資格、仕事内容、組織風土や経営者の考え方といった情報を収集している。

求職者は、これらの情報をもとに希望する転職先を絞り込むことができるし、イメージと実際の業務とのギャップから生じる「ミスマッチ転職」を回避することもできる。

メリット② データベースから今の人材価値が分かる

2つめのメリットは、客観的なキャリア診断によって自分の市場価値が把握できることだ。転職エージェントにはさまざまな求職者が登録しており、各登録者の履歴書、職務経歴書などがデータベース化している。

コンサルタントは、業種、職種、年齢、経歴などによってどのくらいのポジションや年収が得られるのか、多くのサンプルを把握しているため、求職者は今の会社での自分の評価が妥当であるか、転職するならどの位の年収、ポジションを目指せるのか、客観的にアドバイスしてもらえる。

メリット③ 転職相談をしながら キャリアの方向を決められる

転職しようかどうか迷っている人や、若年層など、職歴が短く自分の適職や可能性を見極めるのが難しい人は、転職エージェントを利用すれば、転職相談をしながらキャリアの方向性を定めることができる。

コンサルタントは業界や職種ごとに得意分野を持っており、その分野でのニーズが高いスキル等に精通している。求職者は、企業が求める人材になるため、今後どんなスキルを身に付ければよいかアドバイスしてもらうことができるし、それに沿った転職先を探してもらうこともできる。

さらに、コンサルタントは求職者の経歴や人柄から売りになる要素を引き出し、求職者に代わって求人企業にアピールしてくれる。ときには、求職者自身が気付かなかった強みが導き出され、自信につながったというケースもある。

メリット④ 職務経歴書の書き方をアドバイスをする転職エージェントも

紹介された求人案件に応募を希望した場合、職務経歴書などの応募書類は、コンサルタントの指導のもと求人企業に合わせてカスタマイズされる。コンサルタントは通りやすい応募書類について熟知しているし、中には担当する企業の求人を一手に引き受けている人もいる。

「○○会社は海外経験を重視するから、海外出張の経験はもちろん、高校時代の短期留学の経験や長期の海外旅行にいたるまでもらさず書くように」「△△会社はTOEIC800点未満の応募者は書類選考で落とされるから、必ずクリアしておくように」といった具体的な指導が受けられるケースも少なくない。

メリット⑤ 残業の多さ、休暇の取得状況などのリアルな姿も聞ける

転職エージェントのコンサルタントは企業の情報をきめ細やかに収集している。残業の有無、休暇の取得状況、ワークライフバランスの実状など、企業からは直接聞き出しにくい「働きやすさ」に関する情報が、コンサルタントを通じて得られる点も心強い。社内のカルチャーなど、財務諸表などのデータからは読み取りにくいことも、応募前にコンサルタントに確認しておくとミスマッチ転職を防ぐことができるだろう。

面接~採用まで

新卒の就活を振り返ると、数ある募集企業の中から企業を選ぶことは大変な作業だったはず。転職エージェントは企業を絞り込んだり、面接のアドバイスをしたり、さまざまな場面で力強くバックアップしてくれる。

メリット⑥ 企業の絞り込み、面接のスケジュール調整も代行

在職中でも効率よく転職活動ができることは、転職エージェントを利用する大きなメリットだ。求人情報はネットなどにあふれており、自分の希望に合った求人情報を探すだけでも時間がかかる。転職エージェントを利用すれば、コンサルタントが求人をある程度絞ってくれるため、自分に合った求人の選択肢の中で転職活動ができるし、応募書類の提出や面接日の設定なども代行してもらえる。

メリット⑦ U・Iターン、地方移住など、離れたエリアへの転職も効率的

コロナ以降、一極集中の都心での暮らしや働き方を見直しし、自然環境のよい地方への移住を検討する人が増えている。U・Iターン転職を希望する人は、全国展開している転職エージェントや希望する勤務地の転職エージェントに登録しておけば、遠隔地で効率的に転職活動が行える。

メリット⑧ コンサルタントが面接に同席することも

通常、書類選考を通過すると、人事部門、配属先部門、役員などによる数回の面接がある。コンサルタントは面接相手の役職や人柄などについて情報を提供し、受け答えについてもアドバイスしてくれる。場合によっては、面接に同席してサポートしてくれることもある。

メリット⑨ 待遇面の不満はコンサルタントが代理交渉

面接の場で提示された給与や待遇について納得がいかない場合には、コンサルタントに交渉してもらうこともできる。コンサルタントは求職者の市場価値を把握していると同時に、求人企業の内情にも通じているので、無茶な希望条件を出して相手企業のひんしゅくを買うことは避けられるはずだ。勤務地や福利厚生について希望を出したいという場合も、コンサルタントに相談してみるとよい。

内定、退社、入社後まで

「転職活動で最も難しいのは内定後だ」というコンサルタントもいるぐらい、内定後は重要な段階だ。円満退社でスムーズに次の会社に移れるよう、プロの知恵を利用しよう。

メリット⑩ 円満退社にするためのノウハウを駆使

通常、求人企業は転職エージェントに紹介を依頼する場合、複数の転職エージェントを使う。このため、転職エージェントを通じて求人企業に応募した場合でも、書類選考を通過するのは約5割、内定にいたる割合はさらにその2割程度ともいわれている。求職者とコンサルタントは、まさに二人三脚で内定獲得を目指すのである。

内定が出たあとも、コンサルタントのフォローは続く。退職願の書き方、提出する相手やタイミング、上司に引き留められた場合の対処法など、場合によってはトラブルに巻き込まれることもあるので、問題が生じそうになったら、その都度コンサルタントに相談するとよい。

メリット⑪ 転職した後も、困ったときは頼ってOK!

転職先で働きはじめたあとも、不都合があった場合などコンサルタントが相談にのってくれる。転職エージェントが推薦した求職者が一定期間内に退職した場合、転職エージェントは求人企業にペナルティーを支払わねばならないという事情もあるが、コンサルタントも、自分が支援した転職者のその後については気になるところなので、とくに問題がない場合でも、状況報告のために適宜、連絡を取り続けるとよいだろう。

 
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