日経BPは経営、テクノロジー、医療、生活などの多彩な分野で、専門・先端情報を発信するメディア企業です。出版事業にとどまらず、デジタル事業をいち早く推進。最近では企業や社会の課題解決を支援するソリューション事業にも力を入れています。2つの事業の概要や魅力を各事業責任者に聞きました 。
専務取締役 浅見 直樹 氏
当社のコーポレートスローガンは「その先を見る。その先を解く。」。この2つはあくまでもセットであると考えています。「その先を見る。」とはメディア事業そのもの。そして「その先を解く。」がソリューション事業を指しています。企業や社会が抱える課題に対してソリューションを提供し、解決へと導くことが、日経BPのもう一つの存在意義であると位置づけています。例えば、世の中の関心が高まっているESG/SDGs領域では統合報告書の作成やIR戦略支援、パーパス経営支援を手掛けています。加えて、日経BPの専門性および多彩な人脈を駆使し、各企業における中期経営計画の立案支援や人材育成にも貢献しています。なぜ、当社が最適な解決策を提供できるのか。我々が100の取材・調査をしても記事にするのは10か20。80以上の情報は捨てています。ところが、捨てている情報の中には個々の企業にとって宝の山となり得る情報が埋もれています。それらを再編することによって、企業の経営課題や悩みの解決に役立てています。コミュニケーション系コンサルティング会社とでもいいましょうか。我々はコミュニケーションのプロであるがゆえに、企業と企業、会社と従業員とが、どんな言葉によってつながりを深めることができるのか、豊富な知見を持っています。人脈においても卓越しています。あらゆる産業分野において日本を代表する専門家と強力なネットワークを築いており、クライアントの課題解決に必要な外部リソースを束ねる力、編む力が我々の強みといえます。
日ごとに働く環境が選択可能なフリーアドレスを採用。
ソリューション事業の中核となっているのが、課題解決の専門家集団である「日経BP総合研究所」です。ここには、特定の業種を長年にわたり取材してきた元記者が研究員として多数在籍しています。彼ら・彼女らがセンターとなり、クライアントの課題や要望に合わせて最適な人材と知見を組み合わせ、ワンチームで唯一無二のソリューションを提供しています。そうしたメンバーと共に、当社のソリューション事業をけん引していただく人材に求められるのは、人の言葉を聞く力です。記者としての素養と同様に、相手からどれだけの情報を聞き出せるかがポイントになってきます。お客様の中には、自社の課題をうまく言語化できていないケースもあります。それに対して、色々な仮説を持ちながらファシリテーションをし、課題を浮き彫りにしていく。それが我々の役割です。また、イノベーションにより世の中をより良くしたい、未来を明るくしたいといったポジティブな思考も期待したいです。これからも、日経BPはソリューション事業を通じて、企業や社会の変革を支援していきたいと思っています。我々にできるのは、個別の変革に向けて様々な材料を提示し、その実現を目指して伴走していくこと。結果として、企業や社会の発展に寄与していければと願っています。<専務取締役 浅見 直樹 氏>
取締役 原田 衛 氏
日本、そして世界を支える様々な分野のプロフェッショナルの方々に、役立つ情報をお伝えすることで「情報武装」していただく。これが日経BPの役割です。その手段として、当初は紙の雑誌が最適でした。しかし1990年代にインターネットが使われ始めます。これは世の中が変わると飛びつき、出版社としては異例の早さでデジタルシフトに取り組みました。今ではデジタルが主力事業に成長し、その他の事業も裏側でデジタルが支えています。実態としては出版社というより、もはやデジタル情報サービス企業と言えるのかもしれません。私が思い描く当社のサービスとは、あふれる情報の中から重要な専門情報を抽出し、独自情報とともに読者が咀嚼(そしゃく)、消化しやすい形にしてお届けすることです。これを読者の皆様に吸収いただくことで昨日より今日、今日より明日とパワーアップしてもらう。その力で社会課題を次々に解決――。これこそが私たちの存在意義かなと考えています。ここで不可欠なのが技術力です。読者が最も吸収しやすい形で情報をお届けするには、高度なデジタル技術がなくてはなりません。コンテンツ力と、それを読者の脳内にお届けする技術力は掛け算の関係にあります。いくらよいコンテンツがあっても、それを読者に届ける力がゼロなら掛け算の答えはゼロ。しかしコンテンツ力が100で届ける力が100なら、答えは1万にもなります。今話題の生成AI(人工知能)も含めたITを駆使し、より洗練された情報提供のあり方を常に提案していきたいと思っています。
オフィスにはソファ席も設置されている。
当社には、エンジニアから見て魅力的なシステムやデータがそろっています。例えば、常に変わりゆく読者のニーズや意識を素早くキャッチし、情報発信を支援するマーケティングシステム。デジタル媒体を制御するCMS(コンテンツ管理システム)や、各専門分野の膨大な記事データベースもあります。エンジニアとしてのタイプに応じて、様々な活躍場所があるのも当社ならではです。仕組みを考えてそれを確実に動かすのに手応えを感じる方や、様々な部署の人たちとたくさん話して新しいシステムを一緒に作り上げるのが得意な方。いずれにも共通するのは、日本や世界のプロフェッショナルの方々にこうなってほしい、それに貢献したいという、メディア企業ならではの夢みたいなものを持って仕事に取り組んでいることです。エンジニアにとっては、自分が成長できる環境かどうかも気になると思います。その点でも心配は要りません。日経BPは技術系の媒体を発行しており、新しい技術が大好きというDNAを持っています。「この技術にトライしてみたい」と、どんどん手を挙げてもらいたいですね。また2023年4月には「未来事業創造室」も立ち上げました。2030年に向けた情報発信がどのように変わっていくのかを探求しています。AIの活用がカギを握ります。エンジニアの力を存分に発揮してほしいと考えています。<取締役 原田 衛 氏>
メディア広告やイベント、デジタルマーケティングを駆使して課題解決を提案する法人営業・コンサルティング
消費財、産業財、金融、医療、IT分野の法人営業や企画コンサル、デジタルマーケティングに関心のある方、業界を問わず法人営業の実務経験者を募集します。交渉力、コミュニケーション力に長けた方は大歓迎です。
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