2022年に日経転職版で特に素晴らしいご活躍をされた
「AGENT AWARDS OF EXCELLENCE 2022」受賞者を決定いたしました。

日経転職版 AGENT AWARDS OF EXCELLENCE 2022とは

信頼できる転職エージェントは、キャリア(人生)における生涯のパートナーと言えます。
これからの日本経済に立ちはだかるさまざまな労働市場の課題解決には、企業と転職希望者の双方から信頼される転職エージェントのさらなるご活躍が必要不可欠であるという主旨の下、日経転職版で2022年に特に素晴らしいご活躍をされた転職エージェントをトップエージェントとして表彰しました。

審査方法
日経転職版を通じた、転職支援実績を基に選出
審査期間
2022年1月1日~2022年12月31日

日経転職版 AGENT AWARDS OF EXCELLENCE 2022 表彰式

2023年3月9日、日本経済新聞社内において、総合MVPをはじめ、領域ごとにすばらしい活躍をされたコンサルタントの皆様に贈られる部門別MVPを含む計12部門の表彰式を執り行いました。
変化の激しい時代において、転職希望者と企業の間に立ち、多様な選択肢や新たな可能性を創出されているコンサルタントの皆様を表彰させていただきました。

表彰式の写真

総合MVPAGENT AWARD OF EXCELLENCE 2022

原田 美穂

株式会社コンシェル

原田 美穂氏 受賞インタビュー

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

昨年に続き、総合MVPという身に余る賞をいただき、大変光栄に存じます。お世話になった方々に深く感謝申し上げます。賞の重さをかみしめ、「頼れるコンサルタント」を目指して頑張ってまいります。なにとぞよろしくお願い致します。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

2023年の総合的な転職市場は上昇トレンド、求人数は増加と見込んでいます。世界景気が不安定な中、外資系企業の人員削減などが見られましたが、日系企業の採用意欲は引き続き旺盛です。主に担当している金融業界では、トータルとして23年も求人数の増加傾向は続く見通しです。職種としてはフロントからミドルバックまで、第二新卒クラスの若手から、専門職人材としてのシニア層まで、幅広く人材の採用ニーズが高まっています。

金融業界の人材の流動化は加速しており、大手金融機関からベンチャー系企業まで、幅広く人材不足となりつつあります。特に20代後半から30代半ばまでの年齢層は人材獲得が容易ではない状況が続いています。採用形態については正社員のみならず、プロフェッショナル契約社員としての年俸制の選択も増えてきました。専門職としてのキャリア形成のチャンスは広がっていると思います。

特にコンプライアンスやAML(マネーロンダリング対策)などの分野では人材獲得競争に拍車がかかっています。定年延長を見据え50代の経験者採用や、未経験の20代若手を採用して育成する企業も増えています。 IT人材は、金融業界での経験者はもとより、SIer(システムインテグレーター)やコンサルティング、事業業会社での経験者も積極採用中です。

新しい注目職種としては、22年に引き続き、ESG(環境・社会・企業統治)関連の職種は増加しています。経験者が少ないことから素養のある未経験の若手を採用するケースもありますので、ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

お一人おひとりのお悩みやご要望を丁寧にうかがい、ご自身にとっての最適なキャリアとは何か?についてのご相談を承ります。的確な情報提供、親身なアドバイスを心がけ、誠心誠意対応させていただきます。

部門別MVPAGENT AWARD OF EXCELLENCE 2022

金融部門

水野 高志

株式会社ウエストンキャリア

水野 高志氏 受賞インタビュー

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

2022年はまさしく飛躍の年でした。長年の組織的な人材紹介業を経て、独立創業していた弊社に移籍して2年目を迎えた年に受賞できたことを光栄に思います。今後も転職希望者様と採用企業様のお役に立てるよう精進してまいります。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

2023年の金融業界における求人数は横ばいと見込んでいます。金融業界の採用意欲は市況に左右されることが往々にしてあり、現在も米銀シリコンバレーバンク(SVB)等の相次ぐ破綻や、欧州金融大手クレディ危機など米欧の金融システムは不安定な状況ですが、リーマン・ショックのような世界的金融危機に陥らない限り、必ずしも全てが連動するとは考えておりません。市況が悪化している状況下でも人員強化の要望の強いポジションはあります。23年は採用増加・活況になるとは断言できませんが、トレンドは毎年変化していきますので、そのニーズを的確に捉えることが我々の役割だと考えております。

私の専門領域は証券・アセットマネジメント業界で、証券業界におけるプライマリー(発行)市場では株式/社債引受やM&A(合併・買収)助言など投資銀行業務は停滞気味ですが、経験者ニーズは継続してあります。セカンダリー(流通)市場では金利、為替、クレジット系業務や機関投資家向け業務などの人員を強化しています。アセットマネジメント業界では、上場株式や債券などの伝統的資産のほか、非上場株式(プライベートエクイティ)やインフラストラクチャーファンドなどの代替的資産(オルタナティブ)を投資対象とする資産クラス別の運用業務、公募・私募投資信託に係るフロントからミドル・バック業務まで幅広く採用ニーズがあります。

現在は経験者(即戦力であればなお可)、もしくは若年層のポテンシャル人材の採用であっても一定レベルの経験が求められ、以前は多くみられた未経験ポテンシャル採用枠はほとんどありません。どのようなポジションであっても、英語力のある人材は優位性があると思います。そのほか、理工学分野のバックグラウンドやプログラミングスキル、データベース言語知識がある人材、DX(デジタルトランスフォーメーション)や機械学習の知識がある人材も多岐にわたるポジションへの可能性があると思います。

近年の注目職種はさまざまです 。海外ビジネスのほか、ESG(環境・社会・ガバナンス)、サステナビリティー(持続可能性)に関連した職種や、デジタル領域のデータサイエンティスト、DX、デジタルマーケティング、サイバーセキュリティーなどに注目しています。また、プライベートエクイティ(PE=未公開株)、インフラ投資(GP=ゼネラルパートナー / LP=リミテッドパートナー)、クオンツ、リーガル・コンプライアンス、AML/CFT(マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策)などに関連する人材は恒常的に求められています。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

弊社はコンサルタント全員が金融出身者で、専門職種にフォーカスした「サーチ型」での人材紹介サービスを「ワンストップ」で行っております。転職を検討する際は、キャリア志向やバックグラウンドによりエージェントをお選びになることをお勧めいたします。

管理部門

河野 順哉

株式会社パソナ

河野 順哉氏 受賞インタビュー

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

管理部門専任のチームに所属しており、自身の担当領域でこのような賞をいただき大変光栄に思います。 サポートしてくれた同僚や、求職者、企業のみなさまとのご縁に感謝し、今後も良いサポートに努めていきたいと思います。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

2023年の管理部門の求人は増加傾向にあります。22年は新型コロナウイルス感染拡大の脅威に変わり、ロシア・ウクライナ情勢長期化、世界的な物価上昇など、再び先行きの不透明な状況下にありましたが、求人市場全体としてはそこまで大きな影響はなく横ばいで推移しています。管理部門領域においては引き続き好調な状況が続いており求人数が増加、中でも若手人材不足を背景とした採用年齢の広がりもあり、30代後半から40代のミドル・ハイクラス層は特に増加傾向にありました。

管理部門領域においては、業種としては製造業・エネルギー・IT・ウェブ領域を中心に、全業種で採用意欲の強い状況は続いています。規模に関しても同様の状況ですが、中でも1000人以上規模の企業は特に増加傾向にありました。

管理部門に共通して求められるスキルは、企画経験(部門立ち上げ、新規事業等の関与、制度改定等)と経験年数(キャリアの深さ)はベースとなるポイントです。また、ミドル・ハイクラス層になると、スキルに加えて、経営層・他部門との調整力・対話力、柔軟性などのパーソナル面は、スキル以上に重要なポイントになると認識しています。

注目している職種としては、転職市場のキーワードとして確立してきたDX(デジタルトランスフォーメーション)、SDGs関連職種があります。加えて、社会的な女性活躍推進の流れもあり、徐々に広がりを見せている女性管理職などのポジティブアクション求人や、ジョブ型雇用の広がりからミドル・ハイクラス層の一分野に特化したスペシャリスト求人なども、今後の動向に注目しています。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

どんな悩みでもお気軽に相談ください。すでに活動中で思うように進まれていない方は特に頼っていただければと思います。面接対策を強みとしておりますので、具体的に活動が前進するようサポートいたします。

コンサルティング部門

石丸 隆範

株式会社ヒューマセット

石丸 隆範氏 受賞インタビュー

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

今回、過分の賞をいただき大変恐縮です。一人ひとりの相談者、またクライアント企業様にも丁寧に向き合い、双方のご要望、期待に勝るサービスをこれまで以上に心がけていきたいと思います。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

コンサルティング業界の求人数は増加傾向です。コンサルティング会社のその先のお客様(日系大手企業やグローバル企業)は絶え間ない成長戦略、効率化の中で、デジタルトランスフォーメーション(DX)やグリーントランスフォーメーション(GX)、社会課題への対応、新たな成長ドライバーを模索しています。クライアント企業の経営課題に伴走するコンサルタントへの要望は変化、高度化しており、2023年はより高まっていくでしょう。

そのような状況において求められるのは、企業の直面する経営課題(成長戦略・デジタル戦略・新規事業・絶え間ない効率化・テクノロジー活用・組織変革・ガバナンス・リスクへの対応など)にクライアント企業の当該部門・ステークホルダーと高度なコミュニケーションをとりながら、課題解決へ伴走できる方です。

コンサルタント職でも、よりテクノロジーのバックグラウンドやデータアナリティクスの知識・経験があり、なおかつビジネス志向を持った方が求められています。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

現在、ネットを活用した情報収集で多くの情報が得られます。ネットに掲載されていない経験値に基づく採用エージェントの情報も活用し、最終的にはご自身の判断で転職するかどうかを意思決定されることが重要だと思います。

メーカー部門

櫻井 剛

株式会社SMBCヒューマン・キャリア

櫻井 剛氏 受賞インタビュー

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

このたびは日経転職版 AGENT AWARDS 2022という大変栄誉ある賞を賜り、感謝申し上げます。この賞を励みに、さらに日経転職版を活用し、より良いご紹介ができるよう努めたいと考えております。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

2023年のメーカーの求人数の変化は増加とみています。メーカーは生産拠点を海外から国内に戻す動きが出ており、求人募集は増加傾向です。近い将来、2030年には労働需要に対して650万人が不足するという統計資料があります。少子高齢化、技術継承、事業継承などの問題は、メーカーだけではなく多くの業界が直面する問題です。その対策として、弊社では外国人材の活用に着手しています。米国と比較すると、日本は言語や文化の問題から受け入れが難しい面がありますが、弊社からの紹介で外国人材を登用する企業は増加しています。高齢者雇用対策を進める企業も増加傾向にあります。

私は東海地区担当ですが、全国と比較して、東海の中堅、中小企業は「即戦力の採用実績」が規模、業種を問わずトップクラスです。また、社員の高齢化が進むなか、年代別人員構成の適正化を図る企業の採用意向が高くなっています。

求人が増加している職種は、社内SE、SI(システムインテグレーション)や、次世代の成長を図る経営企画、新規事業立ち上げなどです。前職でのスキル・経験などからの判断する「即戦力」の採用基準は変わりませんが、そのなかで「人柄」、人物面を重視して採用を検討する企業が増えています。ひと昔前は転職に関して「45才の壁」と言われた時期がありますが、現在は転職の年齢ハードルは下がり、ミドル・シニア層の活用も増加しています。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

ご応募いただいた方、お一人おひとりと面談し、ニーズに合致した紹介を心がけています。エージェントを活用していただくことは、みなさまのより良い転職に役に立つと思います。みなさまとお会いできる機会があることを願っております。

不動産・建築・設備部門

山岡 太樹

SFX Management株式会社

山岡 太樹氏 受賞インタビュー

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

このたびは栄誉ある賞をいただきまして、大変嬉しく思います。 素晴らしい取引先企業様と素晴らしい転職者様に恵まれ、また良いタイミングが重なって運良く受賞することができました。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

2023年度の不動産、建設業界の求人数は横ばいで推移すると見込んでいます。23年3月時点での判断になりますが、企業の採用意欲からそう感じます。ようやくコロナが収束に向かい、今後は積極的に人材を採用していこうとする企業は引き続き多いです。企業の採用意欲はコロナ前に戻ったと言っていいのではないでしょうか。

ニーズの高い具体的な経験・スキルに関しては、それぞれの職種によって異なり一概には言えませんが、引き続き20代~30代前半の若手の方は未経験者やそれに近しい経験の浅い方でも可能性があります。また、経験者については年齢の幅は広がっており、40代以上の方でも十分に活躍できる場は増えています。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

弊社は不動産金融、不動産業界を中心にご紹介させていただいております。転職エージェントに相談すると、すぐに転職活動を始めないといけない、直ちに現在の会社を辞めなくてはいけないというわけではありません。転職するかどうか決めかねている方でもお気軽にご相談ください。無料で相談できますので、ぜひ!

商社・流通・サービス部門

北岸 弥恵

株式会社経営者JP

北岸 弥恵氏 受賞インタビュー

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

このような賞をいただき、大変光栄です。人材採用や転職のご相談をくださるクライアント・転職者のみなさま、共に働く仲間、関係する方々に感謝しています。引き続きみなさまのお力になれればと思います。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

商社・流通・サービス領域の2023年の求人数は横ばいとみています。弊社・経営者JPが専門とするマネジメント以上の転職マーケットはコロナ以降、活況です。事業をけん引できる人材、変革をリードする人材への採用ニーズが高まっています。また、マネジメント以外の求人数も商社・流通業界ともに多くなっており、この動きは23年も続くと考えています。

業界内では変革を推し進めている企業が目立ち、そうした企業に将来性・魅力を感じて異業種(ITやサービス企業、コンサル・金融系など)から優秀なマネジメント人材が移籍しています。また、地方案件を中心に事業継承や後継者難などの背景からファンドが投資し、投資先企業を舵取りする経営幹部を求める案件が増えています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)、SDGs、人的資本経営(タレントマネジメント)、事業開発、などのテーマについて、商社・流通領域でも際立って関連する専門人材・マネジメント人材を求める動きが強いと感じています。ベースとなる経験や専門性はもちろんですが、それ以上に個人の仕事へのスタンスや主体性、変化対応力・チームワーク力・自立性・リーダーシップが求められています。

注目としては、BtoB、BtoC問わず、カスタマーサクセスという考え方が強化されており、採用も積極化しています。顧客体験の最大化(例えば、流通であれば「良い買い物をしていただく」ためにどうするか)を組み立てられる人材へのニーズが高いです。その他、事業開発やM&A(買収・合併)も踏まえた事業戦略、人材戦略(人材開発や人材育成、タレントマネジメント)へのニーズにも注目しています。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

必ずしも転職ありきではなく、今までのキャリアやご志向・状況をおうかがいしながら、最善の道につながるお手伝いができればと思います。ご自身のご希望をかなえるために、私共の知見がお役に立てば幸いです。

IT・ネットワーク部門

速水 泰史

株式会社アールストーン

速水 泰史氏 受賞インタビュー

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

転職コンサルタント4年目を迎えるタイミングでの受賞は心からうれしく思います。数々のご縁をいただきました企業様、ご登録者様、また社内メンバーをはじめ、ここまで支えてくださった多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

米国大手IT企業ではリストラが相次いでいますが、日系のIT企業は大きな影響を感じておらず、求人数は増加が続き、高い求人ニーズは続くと考えています。デジタルトランスフォーメーション(DX)への注力やリモートワークなど従業員の働く環境の整備によりIT各社は受注が増えていますが、社内人材が追いついていないため、エンジニア採用は経営の重要テーマになっています。

自社サービスの企業においては、クラウド経由でソフトを提供するSaaS(サース)、電子商取引(EC)等のトレンドは相変わらず上向き基調が継続しています。また、業務系、Web系を問わず、DX推進を側面からサポートするクライアントワークの業界も堅調を維持しています。特にITコンサルタントの領域においては引き合いが非常に強く、各社が最も力を入れている分野の一つです。地域でみると弊社は地方求人の扱いが少なくトレンドは分かりかねますが、首都圏に集中している傾向は強いかと思います。

求職者に求められるものとして基礎となるIT知識や開発スキルは必要ですが、IT業界は次々に新しい技術が出てくるので、自主的にキャッチアップしていく姿勢が求められています。新しい技術を獲得するために、業務外でも自己学習をしたり、外部セミナーへ参加したりするなど、主体性を持った行動実績を高く評価し、採用する企業が増えていると感じています。

DXという言葉は非常に幅が広く分かりづらいですが、トレンドとしてはクラウド化が進み、開発、インフラの境目が薄くなりつつあります。各社の注力ポイントもここに合わせてきており、自動化技術を駆使して信頼性を高める「SRE(サイト・リライアビリティー・エンジニアリング)」、開発と運用を連携する「DevOps(デブオプス)」のようなマルチエンジニアへの意向が高まってきているように感じます。今後このトレンドは進んでいくと思われ、今はまだ生まれていない新しい領域のポジションへの移行が進むと推測します。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

実際に面談する方の多くはキャリア相談から始めますので、まずは軽い温度感からでもぜひご連絡ください。理想のキャリアを築けるよう、伴走者としてサポートしてまいります。

営業部門

竹内 瞬

株式会社パソナ

竹内 瞬氏 受賞インタビュー

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

このような賞をいただき大変光栄です。日経転職版の運営のみなさまに支えられ、またクライアント企業様、ご登録者のみなさまに恵まれたおかげだと思います。本当にありがとうございました。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

2023年の営業の求人数は増加傾向です。コロナ渦がある程度落ち着いてきた21年以降、有効求人倍率は右肩上がりです。企業はなかなか募集ポジションを埋められず、その中でさらに新規の募集ポジションが発生し、求人案件が積み重なっています。以前に比べると求人広告の反響が弱く、母集団形成に苦戦して初めて転職エージェントに求人を依頼される企業からの問い合わせも増えています。

私がメインで活動している広島では、主産業である自動車をはじめとした製造業の求人はもちろん、ITや広告・サービス、不動産など、幅広い業界で営業職の求人が増加傾向です。また、大手企業に限らず、中小企業の求人意欲も旺盛であり、求職者有利の転職マーケットと言えます。

売り手市場ではありますが、企業はできるだけ即戦力が欲しいという要望が強いため近い業界の出身者を求める傾向にあります。ただ、20代若手でも法人営業の経験があれば、当該の業界経験がなくとも、応募できる求人は多数あります。また、人物重視のポテンシャル採用においては、全くの営業未経験でも応募可能な求人もよく見られるようになりました。

全国地域を問わず、フルリモートで働ける求人は人気があります。家庭の事情などで地方にUターンする方や、転勤が難しく地元を離れられない方は多くいますが、地方企業の場合、どうしても給与水準が首都圏より低くなり、仕事の種類も限られてしまいます。東京本社のIT関連企業でフルリモート可の求人が見られるようになった昨今、東京の高い給与水準を得られ、また最新の技術や情報に触れられることから、そんな条件を希望する方は増えています。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

転職活動にはどうしても不安が伴うかと思います。またご自身の市場価値を理解し、キャリアプランを考えるにあたって、一人で情報取集を行うのは大変な労力です。まずは気軽にエージェントに相談してみてください。

エグゼクティブ部門

並木 雄助

株式会社コトラ

並木 雄助氏 受賞インタビュー

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

日頃、年齢層を問わず幅広いご支援をしている中で、今回エグゼクティブ部門での受賞となり非常に驚いております。プロフェッショナルの方々のご転職支援が実績として認められ、大変うれしく存じます。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

エグゼクティブ層の求人は増加しています。ファンドの投資先企業のCxOや、コンサルティング業界の求人が増えている傾向があります。背景にあるのは、コロナ禍や外資系企業の台頭による日系企業のビジネス状況の変化、従来のビジネスモデルとは異なる事業を推進する企業の増加です。これまではプロパー人材が20年30年と経験を重ね昇進し、要職のポジションに就いていたのですが、昨今の変化の早い市場では外部から優秀な人材を採用するケースが増えています。

特に、製造業でエグゼクティブ層の求人をお預かりする機会が多いように感じます。ポジションは、DX(デジタルトランスフォーメーション)、カーボンニュートラル(温暖化ガス排出実質ゼロ)対策、ESG(環境・社会・企業統治)情報開示、企業買収・統合による社内体制の再構築など。事業変革をしている企業において、採用意欲が強いです。希少性の高いスキルが求められるポジションでは、年収2000~3000万円以上の提示もあるほどです。

エグゼクティブ転職で求められている経験・スキルは、汎用的にはマネジメント力・問題解決力が昔から挙げられますが、昨今の市場ではこれだけでは不足していると言えます。これまでの経験を生かすのはもちろんですが、さらに新たな知識をインプットしアウトプットするリスキリングが求められます。変化の激しいVUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)の時代ですので、これまでの経験だけでは対応できない事柄が多く、キャッチアップし続けられる人材へのニーズが強いです。

注目職種としては、メーカーの購買、サプライチェーン・マネジメント(SCM)です。これまでは、必要な部品を必要なタイミングで仕入れることで在庫をなるべく減らす「ジャストインタイム」が良いSCMとされてました。しかし、円安による生産拠点の見直し、部品・原材料の調達難、ロシア・ウクライナ情勢による物流網の混乱、グリーン調達など対応が急務となっており、必要に応じて在庫を増やすやり方へ移行しつつあります。つまり、購買・SCMが企業におけるビジネス戦略の変化点の中心にいるということです。同課題に対してコンサルティング企業も注力しており、製造業が基幹産業の日本において社会課題と言えます。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

転職はご自身と企業のニーズが合致しないと成立しません。そこには客観性が重要と考えます。弊社には各業界を経験した専門性の高いコンサルタントが多数在籍し幅広いサポートが可能です。ぜひご連絡ください。

ミドル部門

福冨 克彦

株式会社保険キャリア

福冨 克彦氏 受賞インタビュー

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

昨年の金融部門MVPに続いて、2年連続で受賞させていただき、ありがとうございます。 多くの方の転職成功をサポートできた結果ですので、非常に嬉しく思っております。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

ミドルクラスの採用は増加傾向です。当社の専門分野である保険業界では、2020年に新型コロナウイルスの影響で求人数が大きく落ち込みましたが、21年以降は求人企業の採用意欲、求人数ともに順調に回復してきました。22年度は、コロナ禍の期間に中途採用が思うように実施できなかったことの反動(リベンジ採用)による増加という要因もあったように思います。

当社の場合、大半が保険会社の求人案件ですが、本社各部の専門的な職種から営業部門まで、幅広い職種でミドルクラスの求人が、多くの保険会社から出ています。ポジションはスペシャリスト職と管理職の両方がありますが、求人が多いのはスペシャリスト職のほうで、管理職の場合でもプレーイングマネージャーというケースが大半です。

ニーズのある経験・スキルについては、ミドルクラスの転職は即戦力採用のため、当該分野における高いレベルの専門的な経験・スキル・知識が求められます。一部でマネジメント経験を求める案件もありますが、必須要件としない案件も多いので、マネジメント経験はあればなお可といった程度です。また、各分野のルーティン業務だけでなく、業務企画や業務改善、社内外との交渉やプロジェクトマネジメントといった経験・スキルが求められるケースが多くなります。

最近、商品開発や新規事業企画などのポジションについて、保険会社から相談を受けることが増えています。各社が積極的に「攻めの経営」に出ようとしている証左かもしれません。また、アクチュアリー、営業フロント、事務・システム、法務・コンプラなどの職種は、以前から変わらず採用ニーズの強い職種です。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

多くの情報がウェブ検索で入手できる現在、検索では入手できない生きた情報やアドバイスを提供できるのがプロのエージェントです。各業界で本当に強みを持つエージェントかどうか、見極めることも大切と思います。

はじめて転職部門

倉橋 梨乃

LHH転職エージェント(旧:Spring転職エージェント)/アデコ株式会社

倉橋 梨乃氏 受賞インタビュー

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

受賞のご連絡をいただいた際には正直驚きましたが、大変光栄です。今回の受賞を励みに、皆様のご転職活動へ少しでもお力添えができますよう引き続き精進してまいります。みなさまいつもありがとうございます。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

私は国内大手SIer(システムインテグレーター)やコンサルティングファームへの採用支援を行っております。例えば、DX(デジタルトランスフォーメーション)案件では、ビジネスモデル変革のテーマにおいて顧客と新しいビジネスを共創する取り組みが増え、コンサルティング力とDXのさらなる融合が求められていると感じています。そのため、多くの企業において従来とは異なる能力や経験を持つ人財を必要とし、経験者採用にも注力しています。

国内大手SIerやコンサルティングファームでは、全体的に採用を強化しています。 背景として、企業を取り巻く環境は不安定な経済状況に加え、DXやSDGsへの取り組みに対する社会からの要請など、多岐にわたっています。そのため、ビジネス変革やDX推進を支援するようなSIerやコンサルティングファームに対するニーズは年々増加し、市場規模も2桁成長しています。旺盛なニーズに応えるために、SIerやコンサルティングファームは幅広い領域の専門家を集め、新たな社会的価値と経済的価値を創り出すことが重要視されていると思います。

求められているスキル・経験としては、「社会や顧客への当事者意識を持った課題解決マインド」「業界動向や顧客を理解するビジネス力」「IT・デジタル技術を活用し価値提供する力」「新しいアイデアを企画するデザイン力」の4つの総合力が挙げられます。特に異業種への転職の際には、これまでの経験(業界知見や営業スキルなど)をいかに生かしながら、新たな角度で貢献できるかがカギとなります。バックグラウンドが異なるからこそできる価値提供があると思います。

注目している職種は、高度な専門性を発揮することで顧客とのビジネス開発に従事するビジネスディベロッパーです。例えばSIer業界では、ビジネスと先端技術やデジタル技術を掛け合わせて、顧客やさまざまなビジネスパートナーとより良い社会や未来をデザインしていきます。既存事業の枠にとどまらずに、産業間が交わるクロスインダストリー市場に対してクリエーティブな着眼点から事業開発を経験できる点も魅力的です。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

転職をする際には、「自身にどういった選択肢があるのか」「どういった経験をアピールしていくか」など不安なことが多いと思います。そのような方々へ「新たな気付き」を与えるお力添えができれば幸いです。

日経転職版事務局からの総評

猛威を振るった新型コロナウイルス感染症が終息に向かった2022年。このような中で働き方や雇用の多様性がますます進みました。同様に転職市場も大きく変わりました。

高いスキルを持った人材であれば年齢を問わない企業が増え、これまでご自身の市場価値に確信を持てずにいた4、50代の転職成功例も増えています。ミドル・シニアの転職は現在の勤務先よりやりがいや勤続年数、そして年収において手応えを感じる転身につながることもありました。

日経転職版の登録会員様のうち、44歳以下の方が54.5%、45歳以上の方が45.5%。そして転職回数0~2回の方たちが72.4%を占めていることが明らかになっています。(2023年2月現在)

このような市場動向や企業の採用環境、日経転職版の登録者の特徴に深い理解を持ち、登録会員様の転職活動に寄り添ってこられたコンサルタントの皆様が、今回「日経転職版AGENT AWARDS OF EXCELLENCE 2022」を受賞されました。

私たちはこれからも企業やコンサルタントの皆様と共に、個人のキャリアや選択肢、可能性の発見に注力していきます。

受賞者の皆様この度はおめでとうございました。