2021年に日経転職版で特に素晴らしいご活躍をされた
「AGENT AWARDS OF EXCELLENCE 2021」受賞者を決定いたしました。

日経転職版 AGENT AWARDS OF EXCELLENCE 2021とは

信頼できる転職エージェントは、キャリア(人生)における生涯のパートナーと言えます。
これからの日本経済に立ちはだかるさまざまな労働市場の課題解決には、企業と転職希望者の双方から信頼される転職エージェントのさらなるご活躍が必要不可欠であるという主旨の下、日経転職版で2021年に特に素晴らしいご活躍をされた転職エージェントをトップエージェントとして表彰しました。

審査方法
日経転職版を通じた、転職支援実績を基に選出
審査期間
2020年8月28日~2021年12月31日

総合MVPAGENT AWARD OF EXCELLENCE 2021

久住真弓(株式会社パソナ)

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

マネジャー、同僚、サポートいただいた皆様に心から感謝申し上げます。受賞の連絡があったときは間違いメールかと思いましたが、ようやく実感が湧いてきました(笑)。これからも皆様の期待に応えて、より良いサービスを提供できるよう努力していきます。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

求人市場全体の求人数の変化は、20年はコロナの影響により減少、21年にV字回復しましたが、それ以降は横ばい状況です。採用が活況な分野は、IT業界の特にシステム開発会社や半導体メーカーでのエンジニア募集。また、企業数は少ないですが、再生可能エネルギー分野もエンジニアや、事業企画などを積極的に採用しています。どの業界も、主要ターゲットは20代後半から30代、もしくは40代前半のマネジメントができる層です。
私の専門の管理部門については、経営企画、事業計画、経理、人事、法務が需要増です。時代が大きく変化する中、新しく収益の柱をつくれる人、人事制度を再構築できる人、グローバル対応ができる法務人材などが求められています。
新しい職種ではやはりDX、それから大手企業を中心としたCSR、サステナビリティ推進、IRの増加に注目しています。これらの職種は人材が少ないので、実務経験者は転職のチャンスといえるでしょう。また、社会的なダイバーシティ推進要請の観点から、女性管理職で業界経験を問わないオープンポジションが増え、業界横断型の転職が目立つようになりました。これもここ数年の特徴といえます。
今、求められる共通のスキルとしては、提案力、企画力、率先して動けるマインドの有無をみている会社が多いと感じます。受け身だと評価されにくいため、これまでに自分なりの提案改善を行ってきたかどうか、職務経歴書や面接の場で伝えることが肝心です。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

新しい挑戦をするのはエネルギーのいることです。気持ちや思考の整理をするために、相談からでもご利用いただけたらと思います。転職希望者の方自身が納得できる結果が得られるよう、精一杯サポートしていきたいと思っています。

部門別MVPAGENT AWARD OF EXCELLENCE 2021

金融部門

福冨克彦(株式会社保険キャリア)

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

数多くの転職エージェントの中から受賞できたことを光栄に思います。大勢の方のお役に立てたことが最大の喜びです。これからも多くの方の転職活動をサポートさせていただきたいと思っております。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

当社の専門分野である保険業界では、2020年に新型コロナウイルスの影響で求人数が大きく落ち込みましたが、21年、22年と企業の採用意欲、求人数ともに順調に回復しており、現在はコロナ前の水準近くに戻っています。金融業界全体で見ても、同じ様に求人数は回復基調にあると聞いています。
保険業界は特有の専門知識を必要とする求人が多いため、同じ業界内での転職が多いのが特徴ですが、最近は、営業、管理部門、システム、資産運用などの分野で他業界からの転職者も増えてきています。
会社単位の動向では、新卒採用が中心の大手保険会社を除いて、各保険会社の中途採用の意欲は総じて高いものがあります。募集職種についても、営業フロント・ミドル・バック、商品開発・マーケティング、事務・システム、法務・コンプライアンス、資産運用、その他管理部門など、多くの職種で求人が出ています。最近の目新しいところでは、ビックデータやUX関連の求人も動いています。
求められるスキルの変化としては、在宅勤務やウェブ会議が増えたためか、コミュニケーション力や臨機応変な対応力を重視する傾向がより高くなっていると感じます。また、ExcelやAccess等を使ったデータ分析のスキルを求めるケースも増えています。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

転職エージェントを利用することで、一般には公開されていない非公開求人の情報を入手できるなど、自分だけでは出会えなかった求人に出会えることがあります。また、企業によって異なる適性検査や面接の対策、年収交渉の進め方といった、実践的なアドバイスを受けることもできます。何百人もの転職をお手伝いしてきた私たちプロの知見をぜひ活用していただきたいと思います。

管理部門

遠矢由香(株式会社クロスインフィニティ・マネジメント)

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

2004年から管理部門に特化して人材紹介事業を行ってきましたが、日経転職版の前身サイトとあわせて4度目の受賞の栄誉をいただき、大変光栄に思っております。求職者と企業の架け橋となれたことは大きな喜びです。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

弊社の顧客企業はスタートアップやIPO(新規株式公開)を目指す成長企業、上場後10年程度の企業などが中心です。21年は14年ぶり(07年121社)の高水準となる125社がIPOし、市場は非常に活況でした。このようにIPOを目指す企業は管理部門の強化が必須となるため、即戦力人材の採用意欲が強まっています。22年4月の市場再編以降も継続してIPOを目指す企業の動きも予測され、管理部門人材のニーズは活況が続くと見ています。
採用意欲の強い業界はやはりITで、AI・SaaS・DX関連などが挙げられます。ニーズの多い管理部門の職種は、経理・財務。決算はもとより、IPO準備、上場後の開示の経験のある方に集中してオファーが出ています。提示年収は上昇傾向にあり、経理のメンバーで年収400万円前後の人材が、プラス50~100万円ぐらい金額帯が上がってきている印象です。年齢の幅も広がり、経理・財務の専門スキルとプレーングマネージャーとして動ける方であれば50代後半の方も引き合いはあります。
そのほか、人事・総務では働き方改革を背景に労務・人事制度構築の経験者や、エンジニア不足の背景からエンジニア採用に強い人材などのニーズも高まっています。
管理部門全体が活況の中で、特に各分野の専門スキルを持つ人材、例えばCFO、管理部長の求人案件も増加中です。一昔前まではCFOは年収1000万円~1200万円が相場でしたが、現在は1500万円~1600万円まで提示されるケースも増えています。
求められる経験・スキルは、専門スキルに加えたコミュニケーション力です。管理部門は部署間や経営陣との調整、対外的な折衝も必要です。また、ベンチャー企業では自分で手を動かせる「自走力」も差異化につながるキーワードになります。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

転職市場でまだ注目されていない優良企業は数多くあります。弊社では企業の魅力を把握し、求職者の希望・志向・経験などをトータルで拝見し、その方にフィットする会社を提案していますので、ぜひご相談いただければと思います。

コンサルティング部門

原田美穂(株式会社コンシェル)

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

お世話になった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。コンサルティング業界へのご紹介は、私が金融業界で担当していた候補者の方がコンサルに転職し、採用担当になられてお声がけいただいたことがきっかけでした。人との出会いに感謝し、これからもご縁を大切にして参ります。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

旧来のビジネスモデルを脱して構造転換を図る企業が増える中、業務効率化やDXのノウハウを持つコンサルティングファームの出番は増える一方です。コンサルティング業界が好調の中、コロナで停滞していた採用活動が21年から徐々に戻り、22年に入って一気に拡大しました。ここ2,3年の中で最も採用意欲が高まっていると感じます。
戦略系、会計系、IT系、人事系いずれのコンサルティングファームも採用意欲は高いのですが、特に保険、地方銀行、フィンテック分野などが注目されています。地域では東京、大阪、名古屋のみならず、福岡に進出する企業が多いため福岡採用も強化中です。
長らく採用は若手が中心でしたが、現在は専門性の高い人材を求め、年齢も30代から40代半ばへ広がっています。業界は問いませんが深い業界知識、また法務、経理、人事、企画などのコーポレート部門の経験、特にITによる業務効率化に携わった経験が求められています。
ビジネス経験が豊富で明確な強みがある人材にとって、コンサルティングファームへの転職はしやすい状況です。コンサル未経験(マネジャークラス)の場合、年収1000万~1200万円が目安。英語力は必須ではありませんが、英語ができれば海外の仕事も選択できるようになります。TOEIC800が基準です。
注目の職種としては、SDGsに関わるポジションが増えています。ESG領域での戦略策定・取組支援、情報開示支援等の顧客ニーズが高まっているためです。また、サイバーセキュリティに関するエンジニアやセキュリティコンサルタントも、新職種として需要増です。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

10年後のキャリアに関する相談を承ります。夢を実現するために今何をすべきか、今後どうするべきかについて、お話ししたいです。長いキャリア人生、ゴールを目指して伴走させていただければ幸いです。

エグゼクティブ部門

丸誠一郎(ニューベリービジネスコンサルティング株式会社)

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

転職希望者一人ひとりと信頼関係を築くことに力を注いできました。おかげさまで10年前に紹介した方から問い合わせをいただくこともあります。受賞を励みとして、さらに良きアドバイザーとなれるよう精進してまいります。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

エグゼクティブ部門の求人数の変化を見ると、20年はコロナの影響で大きく落ち込みましたが、20年後半から徐々に増え始め、21年春から一気に拡大しました。22年も引き続き増加傾向にありますが、ロシア・ウクライナ情勢の影響もあるため注視が必要です。
エグゼクティブ部門で採用意欲が高い職種を挙げると、財務・ファイナンス、コーポレートガバナンス、DX、サステナビリティの4つがあります。ただし、ガバナンス、DX、サステナビリティについては人材市場としては未熟で、最近動きが目立つものの求人数自体は少ない状況です。
財務・ファイナンス関連では、監査法人系のFAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)が会計系専門職などの採用を積極的に進めています。企業の収益モデルが変容し、新たな事業戦略の立案ができる人材が求められていることが背景にあるようです。公認会計士/米国公認会計士の資格、要英語力、30代前半まで、など求められる条件が多く狭き門ですが、パートナー以上に昇進すると年収5000万円になります。長くじっくり働きたい人には良い業態だと思います。
注目しているのは、アセットマネジメント会社で新旧交代が起こり、アセマネ人材が人材市場に現れていることです。彼らの商品開発、顧客サービスは一朝一夕にはできないものなので、今後も需要はあると考えています。
エグゼクティブ転職で求められるマインドは、入社1日目からフル稼働するということ。自分の強みが明確な人ほど、良いスタートダッシュが切れると思います。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

一人ひとりに丁寧な対応がモットーです。日経転職版の登録では、ぜひ「希望職種」や「やりたい仕事」も入力してください。それが二人三脚で進む際の指針になります!

メーカー部門

武部年男(キャリア・ネットワーク株式会社)

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

転職コンサルタント3年目を迎えようとするタイミングでの受賞は思いがけないことで、心より感謝しております。受賞を契機に自らのスキルをさらに向上させて、ベストマッチングを増やしていきたいと考えております。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

気候変動対策、カーボンニュートラルという社会的要請を背景に、メーカーにおいて脱炭素は大きなキーワードとなっています。自動車業界では、CO2を排出するガソリン車から環境負荷の小さい電気自動車(EV)への移行が進み、電力を制御する「パワーデバイス」と呼ばれるEV向けの半導体の需要が拡大しています。
私の専門分野である半導体業界、プラントエンジニアリング業界では、21年から22年の求人数は伸びており、高い採用意欲が続いていると感じます。今後は、ロシアによるウクライナ侵攻の影響から国内の資源不足が懸念され、水素などの新エネルギー業界、再生可能エネルギー業界の求人がさらに活発になると予想しています。
求められているスキル・経験については、パワーデバイスの分野では、設計、シミュレーション、プロセスインテグレーションの経験者が強く求められています。プラントエンジニアリング業界では、新規事業開発の経験者、プラントのプロセス設計、構造設計、周辺機器装置の仕様設計の経験のあるエンジニアのニーズが高いです。海外案件が多いため英語力も求められることが多く、TOEIC600点以上、会話できることが基準となっています。
エンジニアの年収はスキル・キャリアによって異なりますが、600万~900万円程度。現職でキャリアの高い人については1000万円を超えます。エンジニア職は求人ニーズが非常に高く、経験・スキルなど幅広く引き合いがあります。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

弊社にはベテランの転職コンサルタントが30名以上在籍しています。それぞれ異なる分野を担当していますので幅広いサポートが可能です。ぜひ一度お問い合わせください!

建築・設備・土木部門

山田光紀(株式会社A・ヒューマン)

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

ビジネスパーソンからの認知度が高い日経電子版のプラットフォームを活用し、数々の転職をご支援させていただきました。第1回という記念すべきエージェントアワードを受賞させていただき、大変光栄に存じます。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

建築・設備・土木部門については、2020年のコロナ第1波時に求人数は一時的に落ち込みましたが、比較的早期に持ち直しました。21年から22年にかけての求人数は、施工管理は増加、全体的には横ばいの印象です。
19年から「働き方改革関連法」が施行され、建設業界は労働環境の改善に時間がかかることから24年まで据え置かれました。その24年を目前にして、各社は急ピッチで働き方改革を進めており、大手・中堅・中小と規模に関わらず幅広く求人があります。募集条件は少子高齢化を受け、施工管理では、業界未経験の20代を採用し自社で育成したり、60代後半の有資格者(各施工管理技士他)・実務経験者を契約社員・嘱託社員で採用するケースが増加しています。
今、 求められている具体的な経験・スキルは、建設・不動産業界でのDX推進経験が多い印象です。建設業界での実務経験とIT両方の知見があり、業務効率を上げるためのツール導入、その見立てができる人で、年収800万円~1000万円での採用をたびたび拝見します。設計では、BIMの技術をお持ちの方は採用ニーズが多いです。また、通信トラフィック増やEC利用増といった社会変化を背景にデータセンターや物流センターの需要が拡大、その建設経験者を求める企業も増えています。
建設業界には様々な資格がある中、19年に新設された「1級電気通信工事施工管理技士」に注目しています。通信系の業務経験を示す資格として知られるようになり、昨年あたりからこの有資格者を採用条件に求める求人案件が増えております。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

面談では転職のご意向を整理するお手伝いし、希望を可能な限り叶えながら、入社して5年後、10年後、どのようなキャリア形成が可能かという点に重きを置いております。ご納得いただいた上で転職ご支援を進めているため、過去にご紹介した方から早期退職の方はいらっしゃいません。転職活動の進め方などでお悩み中の方もぜひご相談ください。

商社・流通・サービス部門

本山幸三(アイブレーン株式会社)

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

転職エージェント業界で活動を始めて14年目になります。今回の受賞を機に転職エージェントが人の人生を左右する大切な仕事であると改めて感じ、今後も責任感を持って取り組みたいと思いました。ありがとうございました。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

ロシアのウクライナ軍事侵攻によって世界の資源ビジネスや物流に影響が出ていますが、人材市場への影響はまだ不透明です。しかしながら今後の影響は少なからずあると思います。
商社の採用状況については、専門商社の求人は堅調で、海外営業などコロナ禍で募集停止していた職種が復活してきました。そのほか、ITエンジニア、クリエーティブ職、DX推進、M&A、事業企画、再生可能エネルギー関連などで人材ニーズが高まっています。ワークスタイルの変化からデジタルで業務を改革する人、新しい事業を生み出す人が求められている背景があります。また、各社でサステナビリティ推進部門の強化を進めており、IR経験者、ESG投資情報の経験者の需要も高いです。
流通・サービスでは、コロナ禍で大きな打撃を受けた百貨店や飲食・旅行業界と、巣ごもり需要で業績を伸ばしたホームセンター・ドラッグストア・EC業界などとに分かれました。ダメージを受けた業界の中でも好調企業と不調企業があり、はっきりと明暗が分かれています。新しい生活様式に合ったビジネス転換が求められる今、他社に先駆けて積極採用に踏み切る企業も登場しました。例えば、この機会にM&Aを行って規模拡大するという戦略を取った外食チェーンでは、管理部門、店舗開発などを幅広く採用しています。
最近の変化としては、人材不足から営業職の応募条件が緩和されるようになりました。以前は同業種・同職種の転職が大半でしたが、今は業界経験不問、若手対象の場合は年齢30代半ばまでOKというように門戸が広がっています。他業界への「越境転職」を希望している人には好機といえるでしょう。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

転職活動には時間や労力がかかります。転職希望者は自身の経験・キャリアから強みや今後のキャリアプランをしっかり整理した上で、信頼できる転職エージェントを選ぶことが大切です。転職希望者とその家族、求人企業全てがハッピーになるよう、常にベストマッチを心がけて取り組みます。

IT・ネットワーク部門

内山駿介(株式会社キャリアデザインセンター)

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

記念すべき第1回目の受賞ということで大変光栄です。振り返ると昨年は私自身の成長を実感できた年で、それが対外的にもアワードという形で認めていただけたようでうれしく思います。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

IT・ネットワーク業界の求人数は大きく増加傾向です。21年の有効求人倍率は業界全体で1.2倍に対しIT・ネットワークは2.5倍と高めです。従来から採用意欲の高いSIerに加え、事業会社でのエンジニア採用やシステム部門の社内SE枠が拡大しています。背景には、自社でWebサービスを展開する会社がユーザーのニーズに素早く対応するため社内エンジニアを厚くする、という経営判断があります。事業会社以外では、IT系コンサルティングファームは大手から中小まで積極的にエンジニアを採用しています。大手の場合、最低年収は500万円から、シニアエンジニアは1000万円を超える例も珍しくありません。
求められる経験・スキルは、言語ではPython、Swift、Java、インフラではAWSなどのクラウド開発。サイバーテロに対する危機感から、セキュリティの知識も求められることが多いです。また、ヒューマンスキルでは、顧客の視点や経営側の視点を持ったコミュニケーションスキルも必要といわれます。
注目職種としては、データサイエンティストを挙げます。収集したデータをどう活用するかというノウハウを持つ企業は少なく、SIer、事業会社、共に需要があります。人材不足の職種なので、デジタルマーケティング経験者で分析ツールを業務に使っていた人がデータサイエンティストに転職できる可能性はあると思います。そのほか、ウェブサービスの安定稼働を支えるSRE(サイト・リライアビリティ・エンジニア)は大手ウェブ企業などでも採用枠があり、今後の広がりに注目しています。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

転職するかどうかは、まず動いてみてから判断していただくことをお勧めしています。転職エージェントを利用いただきながら動くことで新しい発見があり、「転職しない」という結論に至ったとしても納得感があるからです。弊社は扱う業種が多岐にわたり、さまざまな方の支援が可能です。皆様からのご連絡をお待ちしています。

営業部門

星見健二(株式会社DSBソーシング)

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

第1回目のアワードに選ばれて大変光栄に思っております。営業職に特化して活動してきたわけではありませんが、私たちの顧客企業が求める人材と日経転職版会員の方々がうまくマッチし、多くの方に転職を決めていただくことができました。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

営業職における21年、22年の動きについて、弊社の専門分野である金融業界での採用ニーズは、これまで銀行が多く求めていた営業店のリテール営業が減少する一方、コンサルティング営業が増加しています。主にM&A、事業承継、ストラクチャード・ファイナンス、遺言信託、相続、ITなど専門性の高い分野が伸びています。これらの専門知識や職務経験があり、かつ、さまざまな専門性と掛け合わせたコンサルティング営業のできる人材が求められていると感じます。
背景には、銀行の支店統廃合に伴い配置転換が行われ、基本的なリテール、法人融資営業職が充足したことや、地方創生への貢献を目的としたコンサルティングサービスの強化という営業戦略の下、専門性の高い人材を採用してより組織全体のレベルアップを図る金融機関が増えたことなどが推測されます。
営業職の採用選考においては、具体的な実績の提示を求められるようになったと感じます。転職希望者の職務経歴書を求人企業に提出した後、1年単位での取り組み内容のみならず、売上実績を円単位まで求められることもあります。転職活動を始める際には、ご自身の経歴の棚卸しをしておくことをお勧めします。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

転職を希望する方に、上でも下でもなく寄り添うかたちで一緒に考えながら、皆様のフェーズに合った支援をしています。このコロナ禍においては、Uターン・Iターン希望者も歓迎されており、若手で営業経験があれば業界経験を問わないケースもあります。弊社は、Uターン・Iターンにも強みがありますので、故郷や地方への転職を考えている方もぜひご連絡ください。

ミドル部門

志賀保彦(富士ヒューマンテック株式会社)

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

受賞と聞いて「驚いた」というのが最初の正直な感想でした。社内で共有するうちに実感が湧き、今は大変喜ばしい気持ちです。今回の受賞を励みに、引き続き良いマッチングができるよう精一杯努めたいと思います。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

弊社は埼玉、東京を中心に職業紹介事業を展開していますが、21年度の求人数は中堅・中小企業を中心に取り扱う求人案件が3割増となりました。コロナによって停止していた採用が復活し、20年秋以降から求人が戻り始め、現在はほぼコロナ前に回復したと思います。
ミドルの転職では、求人案件は管理職が中心となります。弊社の場合、経理、人事、総務などの管理部門が半数を超えますが、製造業では設計職や研究開発などの専門職のニーズも根強くあります。
求められている経験やスキルは、ミドルではやはりマネジメント能力と専門性。コロナ前・後で求められるマネジメント能力の中身に大きく変わりはないようですが、マネジメントができてプレーヤーとしても動ける人材のニーズは非常に高いです。製造業の技術系専門職では、同業界経験のある即戦力の人材を求める企業が多くなっています。
ただミドル以上の転職となると、20代、30代の転職は異なります。若いうちは求人案件が多いので求職側が希望条件をたくさん出しても問題ありませんが、ミドルは妥協点を見つける必要が出てくるケースもあります。現在の年収やポジションに固執せず、幅を持たせた条件で落としどころを考えていくことが、ミドル以上の転職をスムーズに進めるポイントだと思います。仕事内容、配属先、条件などを見て、自分のこれまでのスキル・経験がすぐに発揮できるイメージが持てるかどうかも、転職で後悔しないために重要な点です。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

最初の応募から入社後までフォローさせていただくのが当社のスタイルです。入社して数カ月経ってからも、何か相談があれば伺い、手助けが必要な場合にはサポートします。敷居が高いなどと思わずに、気軽にお声がけいただければと思います。

はじめて転職MVPAGENT AWARD OF EXCELLENCE 2021

本部門は、初めて転職する求職者様をもっとも多く転職支援したコンサルタントを選出いたしました。

坂元亜衣(株式会社パソナ)

日経転職版AWARDを受賞したご感想は?

初めて転職する方を多く担当しているという自覚がなかったので、驚きとともに大変うれしい気持ちです。転職経験がない方は不安な場面も多いと思いますが、お気持ちに寄り添いながら今後もサポートしていければと思います。

受賞された領域における採用トレンドについてお話しください

21年から22年にかけて、全体の求人数は増加傾向にあります。コロナ禍で落ち込んだ求人数がコロナ前に戻りつつある印象です。
初めて転職をする人たちの変化として、年齢層の広がりがあります。18年ごろは20代が中心でしたが、20年以降は40代から50代で、大手企業に長年勤務していた年収700万円クラスの人材の応募が増えています。私が担当する東海地域の企業は7割が製造業で、自動車関連、航空機関連、医療機器などが多いこともあり、特徴的な動きとなっています。
このような転職市場には少なかった層が増えた背景には、新技術による業界の構造変化や環境税への対応による賃下げなどがあると思われます。例えば、世界的なEV需要増の中、先行き不透明なガソリン車部品メーカーから他社へ移ろうとする例や、鉄鋼メーカーが環境にやさしい経営にシフトした結果、法人税の負担が増え、社員の給料が下がったため他業種への転職を決意した例などです。社会の変化の波は、働き手にも影響を及ぼしています。
年齢が上がると、管理職のポジションになるためメンバークラスに比べ求人数が減り、競争率は上がります。そのため、応募書類や面接の対策を受けているか、受けていないかで40代以降の内定の取りやすさは変わってきます。
また、初めて転職する場合、就活よりもずっと早いペースで進むことに驚く人が多いです。活動期間の目安は、転職エージェントに登録してから入社まで約3カ月間。この期間に集中して取り組むスピード感が必要だと思います。

エージェントを利用したことのない・利用しようかどうか迷っている求職者に向けてメッセージを一言

仕事をしながら転職活動をするとき、転職エージェントを使うと、自分だけで動くよりスムーズに活動できるかと思います。内定を取るための面接対策の提案もできます。ぜひ頼っていただければと思います。

日経転職版事務局からの総評

本年第一回となる「日経転職版AGENT AWRDS OF EXCELLENCE 2021」は2020年にスタートした日経転職版のご登録者様の転職活動のご支援に力を発揮されたコンサルタント様を対象とする賞として創設しました。

受賞ポイントは各業界・職種についてのエキスパートであることはもちろん、ご登録者様のご要望を丁寧に聞き取りながら、5年、10年先を見据えたキャリアプランの構築、またはご自身では気づかない可能性の発見にまで、時に親身に、時に厳しく寄り添われている点などをご評価させていただきました。

また日経転職版は「日経」のサービスだからこその独自性もあり、今回受賞のコンサルタントの皆様はその特徴をいち早く理解し、希少な求人情報をふさわしい登録者様にお届けされております。

日経転職版はまだまだ歴史の浅い転職メディアですが、今後も登録者様の成長機会に寄り添うコンサルタント様とともに、日経の転職サービスとして成長を続けて参ります。

受賞の皆様あらためてこの度はおめでとうございます。

転職成功アンケートご協力のお願い
日経転職版を通じて転職が決まった方に、アンケートのご協力をお願いいたします。